新型NISAが始まり、スタート前の熱狂もかなり落ちついてきたと思いますが、どんな制度であってもその仕組みをよくよく理解して自分なりに頭を使って諸条件を上手にクリアしながら先へ進んでいくことが必要です。
世間では、そもそも投資に馴染みがなくどんなに号令をかけられても一向に何も踏み出せない人がたくさんいます。
それもまた人生ですし、無理をする必要はないと思います。
また、とりあえずやってみよう!・・・と一歩踏み出したものの、なかなか思い通りにうまく進められない人も多くいます。
でも、そうした勇気ある人は「継続」を放棄しない限りきっとどこかで物事が好転してうまくいく時期が訪れるだろうと思います。
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残念ながら、貯金だけではお金は増えません。
貯金についてこんな言葉があります。
→ 貯金は消費を遅らせるだけの行為である
一理あります。
貯めるだけ貯めて・・・結局何かを後々に買うときの資金になっているだけ・・・という意味です。
貯金をすると、確かにその分だけ「お金は貯蓄されていく」ことは実現しますが、でも、放っておいたらどんどん増えていくということは起きませんし、お金がいつか別のシロモノに変化(へんげ)するという事象も起こりません。
貯めたお金は当初のお金のまま(せいぜい旧札を銀行に預けておいたら引き出し時に新札に変わっていた)です。
買いたいものを我慢する/やりたい事を先送りにするというだけの行為になっている可能性があります。
貯金額がいくら増えても一生で使えるお金の額が変わるわけではありません。
貯金だけでは不十分です。
貯めたお金を次の段階・・・すなわち「増やす」という行為に移す必要があります。
この「増やす」という行為こそが「投資」です。
ここで注しなければいけないのは「投資」であって「投機」に手を出すことはかなりリスクが高まる・・・ということです。
私は「投機には手を出さないほうがベター」と思っています。
投資は良いけど投機はダメよ・・・ということです。
投資の必要性に気づいた人がここ数年で爆発的に増えたように思えます。
しかし、投資を始めてもうまくいく人ばかりではありません。
それは本人が気づかないうちに「投資ではなく投機に手を出していたから」という要因によるところも大きいと思います。
流行を耳にして遅れて株などを買った人は、タイミングが悪く価格下落の余波を受けて「失敗した・・・」と嘆いているかもしれません。
結局のところ、流行や噂話で「儲かるらしい」とか「あの株が上がるらしい」などと中途半端な知識でお金を費やしても(←投機)、株価が上がるかどうかは神のみぞ知る・・・です。
それよりは公式に確約されていて安心して受け取ることができる配当金や家賃といった「投資で得られる派生物」に目を目けるほうが心が穏やかになります。
投機よりも投資に目を向けるほうがベターだと思います。