コロナ禍によって多くの会社や家庭が経済的に苦しくなった・・・と言われています。
一般的に会社経営者であれば知っておかなければいけない「経営改善のためのシナリオ」があります。
それは会社経営に限らず家計改善のためにも役立つことで、次のとおりです。
1.現金の確保
2.固定費の削減
3.変動費の削減
4.売上アップ
まずは「1.現金の確保」が大事です。
なぜなら、会社が倒産するのは一にも二にも「現金がないから」であって「赤字だからではない」からです。
帳簿上が赤字でも黒字でも「現金がないこと」で会社はいとも簡単に倒産します。
家計も同じで「まずは現金の確保」を心がけることが重要です。
コロナ禍において政府は各種給付金や補助金や助成金を支給していますから、目ざとい経営者は将来の必要性の有無に関係なく、利用できるものは利用しておこうとばかりに「まずはキャッシュポジションを高める・・・」ことを心がけているハズです。
一般的には、会社経営が傾く恐れが出てくると「いかにして売上を上げるか?」に目を向ける経営者は多く、上記の順番を無視していきなり「4.売上アップ」を計ろうとする人がいますが、順番は守ったほうが良いと思います。
まずは「現金確保」を行ない、次いで「固定費の削減→変動費の削減」を図ったうえで「売上アップ」です。
家計でもこの視点でやりくりを図ることが大事だと思います。
損益分岐点を下げて筋肉体質にしたうえで売上アップを行なうと精神的にはかなりラクになります。
経営や家計が苦しくなってきた・・・というときは上記の順番で対処すると良いと思います。