一口で「陸上競技」・・・と言っても、その括りの中にはいろんな陸上競技があって、たとえばマラソン選手とハードル走選手であれば互いをライバル視をすることはありません。
ライバル視しないのは「競技をするフィールドが違う」からであり、言い換えると「戦う場が被っていない」から・・・です。
被る/重なる/交わる・・・という概念は、社会的関係性を持つうえで重要なことですが、一方で余計な軋轢を生み、競争を起こしたりします。
被ることがなければ競争や争い事は起きません。
そういう視点で言うと、「平和の鍵は被らないこと」にあります。
・・・・・・・・・・・・・
国際間での争いごとも、その争いの元を辿っていけば必ず「被っていること/重なっていること/交わっていること」があります。
そして、争いを根本的に解決したいなら、その被り/重なり/交わりを外すことが重要となります。
まあ、簡単にそれができるならそもそも争い事は起きなかったハズですが、当事者としてはまずはその概念と事実に気づき、何を外すようにしていけば良いかを追求する姿勢を持つと良いと思います。
ビジネスでも学校でもスポーツでも、多くの人は無意識のうちに競争をして誰かと戦っています。
本音の部分では優越感を覚えたくて勝ち負けを明確にしたいのかもしれませんが、その代償として日々、心を擦り減らしています。
そんな競争が起きるのは互いの個性や特性がどこかで「被って」しまっているからです。
経済的自由を得て悠々自適に暮らしている人を見ていると、多くのそうした人は争いごとや競争をせずに暮らしています。
それは「ゆとり/余裕/自由」が成せる業なのかもしれませんが、そうした境地にたどり着いて悠々自適な暮らしを過ごす生き方はけっこう幸せだろうな・・・と思います。