半年ほど前の新聞に「楽観できない年金」という記事が掲載されていました。
内容はだいたいこんな感じでした。
サラリーマンが60歳で定年退職してから65歳の年金受給までの無収入期間に必要となる生活費は約1800万円とみなされる・・・。その結果、65歳になるころには預貯金額は約1500万円となる(←それでも結構多い?)。
年金世帯の平均収入が月額約21万円であるのに対して平均支出額は約27万円なので、毎月約6万円の赤字家計となり、貯金の取り崩しはどんどん進む・・・。
年金収入と生活費の差額6万円(赤字部分)を貯金から出していくと、85歳頃で使いきってしまうことになるが、これも介護やインフレの進行によってはさらに短くなる可能性がある。
また一方で、平均寿命は毎年延びている・・・
といったものです。
一つの例・平均的な話ですから、もちろん個人差はあります。言えるのは、そうやって未来を視たうえで今という時代を生きるという姿勢が大事だということです。
将来の生活資金を確保するだけの「自助努力」は大切です。つまり、いずれ働けなくなったときは年金収入に頼ることになりますが、そのときに年金だけではなくそれにプラスαの収入源確保をしておくことが大切だということです。
将来の年金不安にプラスαの収入を加えることを早い段階から考えて行動に移すことが大事だと思います。