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サラリーマンの中には、年収が1000万円になれば簡単に貯金を1000万円蓄えられると思い込んでいる人がいますが、実際はそんなにはいきません。
年収1000万円のサラリーマンでも実際の手取り額は約700万円くらいでしょうし、そこから生活費を引くと年間で貯められるのはせいぜい200万円くらいが良いところかもしれません。
それでも額面年収の2割が貯金できることになりますから、それはそれで立派です。
ただし、一般的には年収の2割を貯金する・・・というのはそれなりに節約した生活になりがちです。
月給30万円/手取り額21万円くらいのサラリーマンが月給30万円の2割=6万円を貯金するのはけっこうハードです(使えるのは21-6=15万円)。
元の額面金額にもよりますが、一般的なサラリーマンの毎月の貯金額は1万円~5万円といったところだと思います。
ところで、毎月5万円を貯金していくと1年で60万円貯まります。
10年続ければ600万円貯まります。
それはそれで立派なことで、22歳の人が10年経って(=32歳)貯金額600万円だとしたら結婚資金/住宅資金としてとりあえず満足できる範疇にあるような気がします。
ただし、その間に株式/FX/暗号資産などに手を出していたら、もしかするとせっかく貯めたお金を溶かしてしまっているかもしれません。
それだけは避けたいところです。
貯金は、最初は「何とな~く」始める人も多いと思いますが、途中からでも良いので目的意識をもって行なうと良いです。
私は「貯めたお金で投資を行なう」ことを推奨しているのですが、もちろん、マイホームや車や旅行など自分の好きなことに使うので構わないと思います。
大切なこととして、稼いだお金のすべてを消費にまわすのではなく、目安として1割程度のお金を計画的に貯めていくと良い・・・ということです。
そして、そのお金を何のために貯めるのか?の答えを自分自身で設けておくことが大事だと思います。