自分の紙幣は燃やしても良いけど、硬貨を溶かしてはいけない

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

鎌倉時代に青砥藤綱(あおと ふじつな)という人がいました。

彼は、滑川(なめりがわ)という川に十文銭を落としたとき、それを探すためにわざわざ松明(たいまつ)を五十文で買ってその落とした十文銭を探させたそうです。

常識的に言えば、十文のためにそれ以上の費用(と時間)をかけているので何ともおかしな話です。

でも、彼はこう言ったそうです。

『たとえ十文の銭であっても、探さなければ天下の貨幣が永久に失われてしまう。

拾いあげた十文銭は手元に残るし、松明を買った五十文も商人の手から次々と流通して世の中で役立っている。

合わせて六十文の銭はなんの損失もない。

これが天下の利益というものだ』

・・・と。

日本人は、こうした一種の知恵まわし/善意的こじつけ/発想の転換話が好きな民族かもしれません。

・・・・・・・・・・

お金は天下のまわりもの・・・とよく言われますが、これは公益の心が現われた言い方です。

自分のお金(紙幣・硬貨)はあくまでも自分のものだ・・・というのは私益の心が現われた思考です。

一般論で言えば、お金のうち、紙幣を破ったり燃やしたりするのは違法ではないそうですが、硬貨は変形させたり溶かしたりしたら違法になるそうです。

もちろん、紙幣でも他人の紙幣を破るのはダメですが、自分のものなら特に罰せられることはないそうです。

ドラマや映画のワンシーンで「紙幣を燃やす」というショッキングなシーンはたまに出てきますが、考えてみれば「硬貨を燃やす/変形させる」というのが出てこないのはこうした背景があるからかもしれません。

まあ、紙幣は許されて硬貨は許されない・・・というのは時代錯誤の法律ではないか?!という見方があっても不思議ではありませんが・・・。

たとえ合法であっても、紙幣だってお金(通貨)ですから、消滅させて流通できないようにするのは公益の心から見ればそれに反することになります。

紙幣であろうが硬貨であろうが、公益の心をもって判断するならどちらも「天下のまわりもの」です。

まあ、法律は時代とともに変化していきますから数十年後にどうなっているかはわかりませんが、いずれにしても青砥藤綱のような発想で「紙幣も硬貨も大切に扱う」という姿勢が大事だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2018-3-9

    子どもの人生を左右する親の姿勢

    東大に合格した学生の多くは、子どもの頃に親から「もっと勉強しなさい!と言われたことがほとんどない」・…
  2. 2018-1-1

    ダイヤモンドの原石は磨かれてキレイになります

    ダイヤモンドを原石レベルから皆がよく知っている「ダイヤモンド」にするためには「磨く」という行為が必要…
  3. 2018-11-11

    「安心できる借金」と「不安な借金」の違いとは?

    借金をすることで、人は長い時間を一気に駆け上って自分の欲求を満たすことが可能になります。 ただ…
  4. 2017-5-25

    【必読】家計改善は「固定費」の削減から・・・

    家計でも、会社経営でも、国の財政問題でも同じですが、収支の改善・やりくりを考えたときに一番重要となる…
  5. 2019-7-13

    お金は稼いだら「増やしてから」使おう!

    かつて戦後の時代など、「モノがない時代」というのは「(モノが)あるだけで」幸せでした。 当時は…
  6. 2018-1-11

    【商品開発】商品が先か?中身が先か?

    何かの有料講座・教育プログラムを作るとき、手法としては大きく2つのやり方があります。 A. ま…
  7. 2023-3-16

    【今すぐ始めよう!】不動産投資の収入額は加速して増えていく

    ギャンブルで儲かったお金は「あぶく銭」とも言われ、人はつい気持ちが大きくなって「そのお金をすぐに使っ…
  8. 2022-12-20

    [重要]「全方向性に頑張る」から「一部の方向性に頑張る」へ変更・・・

    一昔前までは、頑張って人の倍仕事すれば出世もできるし、また見返りとして収入が確実に増え生活が豊かにな…
  9. 2016-12-14

    【必読!】不動産投資で気をつけるべき「3つのポイント」とは

    マンションを買って家賃収入を得よう!・・・と最近は、本当にいろいろなところで取り上げられるようになっ…
  10. 2017-12-17

    【必読】借金返済が一生終わらないのはダメなことなのか?

    一般的に「お金を借りる」と、その後は「元金+利子の返済」となります。 着実に実行していけば、か…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る