多くの人にとって、老後の生活というのは「支出が収入を上回っている時期」と言い換えることができます。
好むと好まざるに関係なく、サラリーマンにはその日/時期が必ずやってきます。
サラリーマン現役時代は曲がりなりにも「収入が支出を上回っている時期」ですから、それが逆転する日が訪れるなんて夢にも思っていない/考えたこともない・・・という人も多いかもしれません。
でも、「支出が収入を上回る時期」は必ずやってきますし、それはサラリーマンを退職した老後に訪れます。
だからこそ現役時代のうちにその備えについて考えておくことが大事です。
毎月、毎月、支出が収入を上回り続ける老後・・・。
最初はまとまった退職金やそれなりの預貯金があって特段不自由を感じないかもしれません。
でも、徐々に通帳の残高が減っていく/あるいは何かの拍子で一気に減ってしまう・・・となったとき、そこで味わう恐怖に打ち克つことができるのか?
貯金が底をつきそう/とうとう底をついた・・・という状態に陥ってしまったら・・・その段階になって何かに挑戦しようとしても「時すでに遅し」です。
給料だけをもらう人生を歩んできたサラリーマンにとって老後の年金をもらう生活は、「お金をもらう」という意味ではたいして変わりはない(変わるのはもらう金額だけ)かもしれません。
でも、その雇われ根性の発想(お金をもらう)から早く離れて「自分でお金を稼ぐ」という発想に切り替えることが大事だと思います。
そこがサラリーマンには難しいところなのかもしれません。
でも、「お金を稼ぐ」という自助努力的発想は重要です。
貯金を切り崩しながらの生活・・・長生きすればするほど銀行口座の残高が減り続ける・・・というのは結構辛いものがあります。
単なる不安感を通り越していずれ恐怖に変わります。
0円になったら、いったいどうするのか?
そう遠くない将来、そんな「銀行残高0円問題」というのもニュースで取り上げられる日が来るかもしれません。
収入が支出を上回っている現役時代のうちに、将来、それが逆転する日が来ることに気づき、その準備の手を打っておく・・・と実践しておくことは大事なことです。
その準備は少しでも早くスタートしたほうが後々ラクになると思います。