よく「ブランド」という言葉を私たちは使いますが、その言葉の定義を求められるとなかなか即答できる人は少ないと思います。
ブラントとは「対象物の象徴になり得るもの」だと私は思っています。
つまり、「○○と言えば△△」・・・と人々が即座に思い浮かべるくらいのもの、ということです。
ブランド力の強い会社は儲かりやすく、ブランド力の高い商品は売れやすいと思います。
前者を「コーポレートブランド」と呼び、後者を「プロダクトブランド」と呼びます。
ブランド戦略はこの2つを考えることが大事です。
会社は成長・発展することが大切ですが、現代社会でそうし続けることはなかなか大変なことです。
経済の変化も顧客志向の変化もかなり目まぐるしいからです。
そうした中、キチンとしたブランドを携え、戦略も緻密に計算されている会社は成長し続けます。
価格などにはあまり左右差ぜず、新商品を出せば瞬く間に売り切れ!・・・となったり、既存商品も安定的に売上を伸ばしていきます。
「憧れ」「欲しい」「自分も仲間に加わりたい」・・・などと思ってもらえるコミュニティーが形成されていると、ブランドとしての販売もしやすくなります。
「○○と言えばこの会社」とか、「△△と言えばこの商品が定番だ」と世間の人々に認知が広まっていけば、無条件に選んでもらえる機会も増えますし、結局はそれが強いブランド力につながります。
自社に・・・そして自社商品に「ブランド力」をつけることは、とても重要です。
経営リーダーは「どうやってブランド力をつけるか?」・・・「どうやって今あるブランド力に磨きをかけてパワーアップするか?」・・・を常に考える姿勢が大事だと思います。