人が欲しがっているものを、適切な値段でそっと提供すれば、たいてい売れます。
人が欲しがっていないモノでも、その商品を知らしめて、「その値段なら欲しい!」と思わせれば、これもたいてい売れます。ビジネスは、需要と供給のバランスの関係が非常に大事です。
需要がなければ供給してもビジネスは成り立ちませんが、あるラインを越えると「供給することで新たに需要が生まれ」ます。つまり、そこからビジネスが成立するようにもなるわけです。
実際、そうやって、日本は高度成長期を「モノづくり」で発展してきました。モノがない時代だっただけに、新しいモノを作れば売れる・・・ちょっと刺激すればすぐに人はモノを欲しがるようになる・・・という時代だったわけです。
ところが今や日本では「モノがほとんど行き渡って」しまいました。
つまり、需要が下火となり、新たに需要をつくろうと刺激しても、すでに手に入れているもので十分まかなえてしまえるので、需要喚起とならなくなってきたわけです。
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昭和から平成の世になってすでに27年が経過しています。供給側の働き手も、ただ長く働いていれば生産性が上がることはなくなりました。
つまり、時間さえ長く働けば収入が増える時代ではなくなった・・・ということです。長く働けばそれだけ収入(給料)が増えるというのは時間給で働くアルバイト等の人に限定されます。
大切なのは時代の変化に合わせて自分も変化して生存競争に勝っていくことです。昔以上に、需要を創造・喚起していくことが求められていると思います。
顧客の創造・・・欲しい! と思ってもらえるような商品を提供する工夫を常に考えていくことが経営リーダーには必要ですね。