どんな業界でも、その業界で一番影響力を持っているのはナンバー1の会社なり人物なりです。
ナンバー1の影響力をより強くしようと思えば、ナンバー2との差を明確にしてその差の開きをより大きくすればいいと言えます。
そうすればナンバー1の強さが更に浮き立ちます。
つまり、ナンバー1がどれほどのものか?!と言うとき、ナンバー2以下との差がハッキリしすぎるほどはっきりしていると強く主張できるということです。
反対に、ナンバー1とナンバー2にそれほど差がなければ、ナンバー1の影響力はたいしたことがありません。
たとえば、トップ営業マンが100、ナンバー2が99、ナンバー3が98で、上位10位まですべて95以上だとするとトップ営業マンのすごさが目立ちませんし、すごいとは言えません。
ナンバー1が100で、ナンバー2が40で、3位以降が38か36くらいだとトップのすごさがわかります。
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もしも自社の業界内でより強い影響力を持ちたければ、ナンバー1はナンバー2との差を広げることを意識すると同時に、さらには一歩踏み込んで「ナンバー2を大切にする」ことが大事です。
ナンバー1とナンバー2がいつもくっついていると(=関係が良好状態にあればあるほど)上位2社の影響力は絶大なモノになります。
敵なし!というか、もう誰も適(かな)いませんから影響力は絶大です。
組織はトップとナンバー2で決まる!と私はよく言っているのですが、トップがナンバー2を育てて自分のしっかりした右腕にしておくとその組織は強くなり得ます。
そういう意味では、トップが気を配るべきことの一つに「ナンバー2のやる気を削がない」ということが言えます。
ナンバー2が普段から社内のマネジメントにおいてトップの意向をくみ取って采配してくれればトップはラクです。
ここで言うラクというのは、他に専念すべきことに専念できるという意味です。
全体で見ても上位トップツーが組んでいたら下の者は従順になって同じ方向に向かって進むしかないことを悟ります。
トップがナンバー2を大事にすると、ナンバー3やナンバー4もそうせざるを得なくなり、やっているうちに感化してナンバー3も4も実力がついていきます。
そこから正の好循環が始まります。
そうなった組織は本当に強いと思います。