人が幸せを感じる主な要因の一つに「お金(収入・貯金)の満足度」が挙げられます。
確かに、収入が多ければ多いほど食事や趣味・嗜好にお金をかけることができるので、その結果充実感を得ることができて幸せを感じやすいと思います。
でも、それにも限度というのがあって、必ずしも収入が高ければ高いほど幸せになる・・・とも限らないのが人間の面白いところです。
ある水準まで来ると、そこから先は収入(お金)と幸せ感は正比例しなくなっていきます。
一般的に言われているのは、そのラインは「年収800万円」あたり・・・だとか。
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お金によって人が満たされるのは主に「生活満足度」です。
幸福度ではない、ということです。
生活満足度は幸福度を構成している一つの要素に過ぎません。
生活満足度は比較的短い時間で得られる感情で、その瞬間は満足するのですが時間が経つと飽きていく・・・といった感があります。
幸福(真の幸せ感)は、短期ではなく長期で感じられるものです。
だからこそ、それを構成するものはお金では買えないものが多いのだと思います。
また、生活満足度は他人と比べて得られることも多いですが、真の幸せ感は他人との比較なんて関係ありません。
自分が幸せと感じるかどうかが重要で、他人がどうこうだから幸せを感じられる/感じられないというのは真の幸せ感ではないと思います。
なぜなら、上を見たらキリがないからです。
年収が高いのはまあ確かに「便利」ではありますが、それがイコール「快適の維持」になるとは限りません。
瞬間的な幸せ感も大切ですが、それ以上に長期にわたって得られる幸せ感を大切にすることのほうがより重要なことだと思います。