
東大に合格した学生の多くは、子どもの頃に親から「もっと勉強しなさい!と言われたことがほとんどない」・・・と言われます。
逆に、東大どころかもっと偏差値の低い学校に入学していく学生の多くは、子どもの頃から「もっと勉強しなさい!と言われた経験が何度もある」・・・とか。
「勉強しなさい」と直截(ちょくさい)的に言われなくてもわかる子にはわかるもので、日常生活の中で微妙に感じ取って自然と勉強する習慣が身に付き、勉強の喜びや大切さが自然と理解できていくのだと思います。
人生は日々が勉強みたいなもので、それは一生続きます。
勉強する・・・知らなかったことを知る・・・わからなかったことを理解する・・・そうした過程で人は喜びを感じ、時に快感を覚え、自分の存在意義を見い出したりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ある親を「人間的に立派だなあ」・・・と思えるのはその人自身が学ぶことの意義を認識し、子どもにも適切に伝え接していると思えるときです。
そういう親は、親自身も積極的に学び努力する姿勢を持っていますし、子どももそんな親の姿を見て同じように育ちます。
親自身が「努力は大切」という認識があるので、子どもが何かをやってみたい、と言ったとき、「お前にはムリ」と否定せず「やってみれば~」と肯定的に行動を促します。
また、その結果失敗しても「あきらめないでまたやってみればいいじゃないか」と導きます。
そういう親御さんを見ると、「自分はまだまだだなあ・・・」、「スゴイ人だなあ」と思います。
親の背を見て子は育つ・・・と言われますが、親の価値観・姿勢はとても大事ですね。グッド!