これまで政府が「安心、安心」と言ってきた公的年金制度は、まあ崩壊することが仮にないとしても、老後の生活面で当てにできるものではないと、完全暴露されたのが昨年です。
その引き金は「金融庁の発表」でした。
以前から、いろんな有識者が「年金だけでは老後資金は補えない/不足する」とか、「長生きリスクを考える必要がある」ということを訴えかけてきましたが、いよいよそれが本当のことだった!と詳(つまび)らかになったわけです。
政府運用の公的年金に頼らずに自分で老後の生活資金を確保する時代が既に訪れていると思います。
・・・・・・・・・・・・・・
給料も安く、家のローンや教育費などに追われる生活をしているサラリーマン家庭で、老後の蓄えを行なうだけの余力がある人というのは、もしかすると公務員や大企業に勤めるような一部の人だけかもしれません。
それ以外の人は、「働けど、働けど、我が生活ラクにならず・・・」で蓄えをする余裕がなく、そのため結局は死ぬまで働き続けるしか手はない・・・となるかもしれません。
仮に蓄える余力があるとしたとき、シミュレーションではこうなります。
【65歳時点で2000万円貯める】
そのために毎月必要な積立貯金額
20歳 3万7000円
25歳 4万1700円
30歳 4万7700円
35歳 5万5600円
40歳 6万6700円
45歳 8万3400円
50歳 11万1200円
55歳 16万7000円
これが現実的かどうかは、その人の収入額や家計状況によります。
でも、老後であろうとなかろうと関係なく何歳になっても入ってくる収入源を持っていたら?
たとえ、それが5万円でも10万円でも、そうした収入があればきっと心は平穏になれます。
お金の有難みがよくわかると思います。
有難みがよくわかるので無駄遣いをしなくなると思います。
自分で老後の生活資金を確保する時代だからこそ、そうした収入源を持つように努めていくことはとても大切なことだと思います。