私は幼い頃、前ばかりを見ていたので過去を振り返る事はほとんどありませんでした。
少し成長すると、過去を振り返って「あーだこーだ」とくよくよ悩んだりもしました。
大人になると、少しずつ過去を振り返ることが減り、再び前向きになりました。
サラリーマンからビジネスマンに変化することを意識してからは、歳を重ねるごとに少しずつ自分の成功パターンを分析するようになりました。
同時に他の成功者を分析して、「他の成功者と自分との間に共通点はあるのか?ないのか?」とも考えるようになりました。
テレビや雑誌を見て(あるいは実際にお会いして)いろいろな経営者やスポーツ選手や政治家などの人からの話で「彼らのような組織のトップにいる人の成功と自分に被る点・共通点は何かあるだろうか?」・・・とすり合わせを考えることもしました。
何も考えていなければ何も見つからないのでしょうが、やはり意識して考えているとその時はわからなくてもあるときにフッ!と気づくことが多々あります。
サラリーマン生活を辞めて2年半以上が経ちますが、1年くらい経ったときから「自分はなぜ経済的に自立することができたのか?」と振り返るようになり、最近になって「自分はどうしていろんな人に恵まれているのだろうか?」・・・と考えるようになりました。
どんな分野・職種・マーケットでも「本質的にはある一定の成功法則がいくつもある」と思います。
人はみんな人格(性格)も違うし、目指していることも違うし、したがって成功法則も「すべて同じ」ということはありませんが、それでも似通った点や普遍的に共通する点はあります。
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人生には、人の生き様が変化していく大きなプロセスがあります。
今現在はその人のこれまでの「行動」の結晶であり、その行動はその人の「感情」によってもたらされています。
意識は物事のとらえ方や意味付けの仕方や価値観などによってさまざま変化します。
出来事や物事自体には意味はなく、「それをその人がどうとらえるかによる」ということが重要な点です。
たとえば、給料が30万円の人にはその人なりの価値観があり、給料100万円の人にはその人なりの価値観があります。
そして、そうした価値観やとらえ方を決定づけるのは「イメージ」にあります。
私たちの今現在の結果というのは、「言葉」→「イメージ」→「意識」→「感情」→「態度」→「行動」・・・という大きな流れによってもたらされたものです。
人は、結果を変えようとしていろいろ悩んだり試行錯誤を繰り返しますが、直前の行動をちょっと変えただけではその効果は薄く、大事なのは感情を変えたり、意識を変えたり、イメージや言葉を変えたりすることにあると思います。
もっというと、
環境が変われば言葉が変わる
言葉が変われば想像(イメージ)が変わる
想像(イメージ)が変われば意識が変わる
意識が変われば感情が変わる
感情が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば無意識が変わる
無意識が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
・・・です。
これが私が行きついた私の哲学であり、「人生変化プロセス論」と名付けています。
意識を書き変えない限りは、たとえ表面上の行動に変化があったとしても、本当の意味で行動が変わったわけではないと思っています。