学生の来年の就職活動が既に始まっているようです。
就職先を選ぶときには大事なポイントがあります。
それは「スキルアップ(自己成長)を目的とするか?」それとも「多くの金銭を稼ぐことを目的とするか?」です。
どちらを自分が求めて就職しようとしているのか?を自分自身に問いかけて、目的を明らかにしておくことが重要です。
ちなみに私は後者でした。
後者(つまりお金)を優先順位1位としながらも、続いて前者(つまりスキルアップ)を2位としていました。
これが当時(20代)の私の信念でした。
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就職先名を誰もが知っている大手企業だとか名もない中小企業だ・・・ということはどうでもいいことです。
活躍する人はどんなところへ行っても活躍します。
それよりも大切なのは、自分が何を目的としているか?ですから、たとえば高収入を目的→だから大企業・・・という構図なら成り立ちます。
その代わり、歯車の一つになるので幅広いスキルをすぐさま身につけることは多少難があるかもしれません。
自分のビジネススキルを早く身につけたいという目的→だからベンチャー企業・・・という構図も成り立ちます。
その代わり、労働時間が長くて給料も少ないだろうな、ということは最初から覚悟しておかなければいけません。
でも、将来独立してお金は起業してからバンバン稼ぐぞ!・・・という気持ちがあるならそれでも受け入れられるはずです。
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「その会社で何を得られるか?」「何を得ようとしているのか?」を自分で把握しておくことが重要です。
それを明確にしておけば、何か困ったことが起きたときに進むべき道の選択を誤らなくて済みます。
反対に、この「目的」が明確でないと道を選択する際に見誤る恐れがあります。
多くの人は、知らず知らずのうちに「何となく安定したところに就職するのがいい」という価値観を刷り込まれています。
意識して自分がそう考えるのならそれで構わないのですが、単に周りに煽られているとしたらせっかくの自分の人生なのに他人にコントロールされて他人の敷いたレールを進むことになります。
それはちょっともったいないですね。
せっかく学生生活から解放されて「自由」になれるときに、それを押してまで就職という不自由な選択をする・・・わけですから、その就職先選びは自分のしっかりした意図を持ってするほうがベターだと思います。