東京ディズニーランドの園内からは、外で布団を干して布団を叩いてる団地のおばちゃんなどが見えないようになっている・・・と言われています。
なぜなら、「夢の国」であるディズニーランドなので日常の生活感が垣間見られるようではお客さまの期待を裏切ることになる・・・そんなことがないように細部まで配慮している・・・からだそうです。
良い意味でも悪い意味でもディズニーランド内にいる人は知らず知らずのうち一種の魔法にかかっているかもしれません。
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魔法はそれが長く続くと時には「洗脳」となり、洗脳が長引くと人の価値観は大きく変化し、場合によっては良くない結果を導きます。
例えば「中から外が見えない/(過度に)見させない」というのは、宗教活動におけるマインドコントロールでよく用いられる手法の一つです。
企業でも新入社員を対象にそれと似たようなことが行なわれていることがあります。
芸能界でもそうした事例は多いと昔からよく言われています。
普通に考えれば……一般常識で考えれば、「そんなことはおかしい!」とすぐ気づけることであっても、その業界や会社の内部にズッポリ染まっているうちに気づかなくなってしまうことがあるわけです(意図的に気づけないように仕向けられている)。
それはちょっと危険です。
やはり、内と外とのバランスをうまくとってどちらか一方だけに偏らないようにすることが大事です。
昔、学生時代の部活動でもそんなパターンの話はよく聞かれました。
俗に言う「体育会系」という言葉で片付けられていましたが、やはり「外が見えない」というのはある意味では危険な要素が含まれています。
世界で見てもそうした国家もあるようです。
「内から外が見えない人・組織はいずれ退行していく」という認識を持って、清濁併せ呑む/内外のバランスを大切にする・・・といった姿勢を誇示することが大切だと思います。