チューリップバブルは6週間で終焉を迎えた・・・

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

2024年9月の第2週の金曜日で13日・・・というと、何となくニューヨークの金融恐慌が始まったときのことを思い出します。

・・・・・・・・・・・

元祖「バブル」と言って思い出されるのは、17世紀のオランダ黄金時代の「チューリップバブル」です。

オスマン帝国から持ちこまれた植物チューリップの球根価格がオランダ国内で短期間に高騰し、珍しい色・模様の球根は当時の職人の年収の数倍にまでなったと言われています。

たった球根1個の値段が今の日本円で数千万円にもなったそうで、さらには一部の希少種にいたっては1億円を突破するほどになった・・・とか。

狂気の沙汰と言えそうですが、まさに当時の人たちは「それが当たり前」という感覚で酔いしれていたのだと思います。

好人気の球根は一日に10回以上も取引されることがあり、文字どおり一夜で多額の財産を築く者も誕生したとか。

しかしながら、こうした熱狂は長くは続かず、文献によると結局のところ「わずか6週間」で終焉を迎えたそうです。

突如世間に舞い降りたペスト騒動などもあり、チューリップバブルはあっという間に崩壊し、球根の価格は元の値段(日本円で数十円程度)に戻った・・・と。

そうした相場急落によって多くの人々が破産しただけではなく、オランダという国の経済にも大打撃を与えたと容易に推察できます。

「たかが球根1個に数千万円だなんてバカげてる」・・・と後になって講釈を垂れるのは簡単です。

現代社会の私たちなら冷静にそう考えられると思いますが、これを「株式」に換えて考えたとき、今年の年初からの株価の急騰・・・日経平均の約34年ぶりの新高値更新・・・新型NISA制度の発足・・・周囲の人が株で儲かった/財を成したという話・・・を考えると、内心穏やかではいられないかもしれません。

チューリップバブルの頃も同じで、自分の右側にも左側にも球根で財を成した人が溢れかえった状況下で冷静でいられるかどうかは疑問です。

自分だけ何もせず冷静でいられる保証はありません。

うかうかしていられない・・・今ならまだ間に合うかも?と考え、浮き足立つのが人間というものだと思います。

「バブルは繰り返される」という言葉があるように、実際、過去の歴史の中で大なり小なりの「バブル相場」が形成されてきました。

1980年代後半の日本のバブル相場が記憶には強いと思われますが、それ以降にも小さなバブル相場はいくつもあったわけです。

実態経済とはかけ離れたバブル相場は本当に怖いと思います。

決して手を出すべきではないし、周りの成功者に目を奪われて誘惑されることがないように姿勢を正すこと大切です。

チューリップバブルは6週間で終焉を迎えた・・・ということを改めて思い起こし、自分の見識を高め、しっかりとした哲学と判断力を身につけることが大事だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2017-6-7

    率を改善するのか?数を改善するのか?

    学校で、クラス対抗で「女子生徒の宿題提出率」コンテストをしたとします。 ところが、あるクラスの…
  2. 2017-12-31

    【重要】上品な人と下品な人の差とは?(身口意の三業)

    よく「品がある/ない」という言い方をしますが、上品と下品とを分ける差は、なかなか言葉で言い表わそうと…
  3. 2019-9-14

    アメリカで注目される「FIRE(ファイア)」

    アメリカの若くて高報酬を得ている人に「あなたはFireになりたいですか」と聞けば、通じる人には通じる…
  4. 2017-8-11

    節税目的の不動産投資はNGです

    税金にもいろんな種類があります。 身近に感じられるのは「消費税」ですが、社会人として働いている…
  5. 2021-6-8

    雇われる立場から脱却する思考回路を持てるか?

    サラリーマンは「仮に今、会社を辞めて同じ仕事に就いたとき、果たして今と同じような生活をしていけるだろ…
  6. 2018-5-26

    自主練・自主トレをやっていますか?

    相撲でも、プロ野球でも、サッカーでも、面白いことに「シーズンオンとシーズンオフ」の概念があります。 …
  7. 2017-1-31

    文句を言いたげな社員を味方にする方法(ソクラテス式のマネジメント術)

    サラリーマンというのは自分勝手な生き物で、入社するときはさんざん美辞麗句を並べて、何とか採用してもら…
  8. 2018-5-6

    定年後(老後)の準備は貯金だけでは心許ない・・・

    サラリーマンの定年年齢が徐々に引き上げられています。 今の若い人には信じられないかもしれません…
  9. 2017-3-27

    継続すればいつか到達できます

    たとえば、今高速道路を走っていて目的地は100km先にあるとします。 高速道路ですから、時速1…
  10. 2018-6-15

    努力という土台の上に「運」が舞い降りてくる

    秋元康さんが以前こんなことを言っていました。 僕は38年間、スターと呼ばれる人たちを見てきまし…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る