コンサルタントを名乗っている人は、その年齢、実績にかかわらずお客さまに接するときは「先生」と呼ばれることが多いと思います。
自分に対して「先生」と呼ばれているわけですが、実は 「先生」という尊称は自分ではなくてコンサルタントという職業に対して発せられている言葉だと理解することが大事です。
政治家や学校・塾の教師・医者・弁護士・作家なども同様です。「その職の看板」に対して、人は「先生」と呼んでいるものです。
これを自覚していないと、カン違いしてしまって自分が何か偉くなったような錯覚を起こします。
錯覚を起こすと、どこかで痛い目にあったり、苦労すると思います。
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大事なのは「その職に対する看板」に対してではなく、本当に「自分自身」に対して「先生」と呼んでもらえるように人間力・教養・哲学・胆識などを養うことです。
先生と呼ばれていい気になってはいけないですね。
中には、相手をおだてていい気にさせるためにあえて営業テクニックとして「先生!・・・先生!」とか「社長!・・・社長!」と言って近づいてくる輩もいます。
真の意味で「先を生きている」先生になれるように、しっかりした人間力・実力を身につけることが大切ですね。