多くの人は、「今のやり方(=自分が選択している方法)でやる」が前提にあって、それに固執してしまうクセがあります。
その結果、残念なことに夢半ばで挫折してあきらめます。
重点を置くべきところを「夢の実現」に置かずに「今の自分のやり方」においていると、失敗する確率は高いと思います。
なぜなら、柔軟性に欠け変化に対応しようとしない(できない)からです。
恣意の一貫性が強い人ほど、一度手にしたことを自分の中の前提においてその呪縛から離れたくない・・・というヘンな思いを持ってしまいます。
たとえるなら、同じ商品でも他人が持っているものは安く見えて、自分が持っているもの(同じ商品なのに)は高く思いたがるようなものです。
思考力の浅い人間は「相手がどれだけ深い思考を巡らせているか?」が理解できません。
理解できないので自分の浅い思考で相手を判断して、わかった気になってそこで止まります。
そのカベを越えられる人が、その他大勢とは違う道を歩める人だと思います。
つまり、変化に対応できる柔軟性を持つ人であり、重点を自分のやり方・価値観に置かず目的に置くことができる人です。
ビジネスマンはそういう発想を身につける訓練をすることも大事だと思います。