一般的に「投資」というと、株式とか不動産とか、金(ゴールド)とか暗号資産とかFXといったものを思い浮かべる人が多いと思います。
また、「自己投資」という表現があるように、「自分自身に投資する」という投資もあります。
お金を単に「何かの物質的案件」に投じることだけが投資ではありません。
「自己投資」という概念は自身の成長において重要な概念です。
すべての人は自分が気づいていないだけで自己投資を幼少の頃から行なってきています。
一人ひとりが持つ限られた時間、労力、お金を適切に配分してより多くのリターンを得ようとする行為はすべて「自己投資」と言えます。
サラリーマンになると、多くの人は「自ら進んで勉強をすること」が減ります。
まったく読書しない(ビジネス本や自己啓発書を読まない)、異種文化交流活動に参加しない、各種セミナーに申し込んで参加することもない、新聞も読まない、雑誌も購入して読むことはない、資格取得のために費用をかけて勉強しようとはしない・・・など、ナイナイ尽くしです。
ところが、サラリーマンからビジネスマンとして羽ばたいていける人はこれらを自ら望んで積極的に行なっていきます。
学費・受講費用としてお金を投じ、いろんな勉強をして自らの成長を助け、狭い世界にとじ込まらず異文化と接して見識を広げる・・・といった姿勢を持っています。
そうした努力の結果、知識・スキル・経験・資格などが高まり、仕事においても時間あたりの稼ぐ力を高めて生産性を上げていきます。
社会に出た後は、自分でお金と時間を投資して自分が会社や社会に貢献できる力を高める期間を多く持つことが肝要です。
それがいずれ仕事から離れる(リタイアする)頃にはかなり奏功している未来を引き寄せてくれます。
生涯収入の大幅UPにも直結します。
「自分」を「成長株」にすることが大事です。
長期視点の目を持って、「長期間にわたる自己投資」を行ない、自らの成長を助ける姿勢を持つことは本当に大切なことだと思います。