たとえば一つの商品で原価を1万円、販売価格が2万円だとすると、差額の1万円が儲け(利益)となります。
ビジネスを始めたばかりの人はここで嬉しくなり、「自分へのご褒美」と言ってその1万円を使って(消費にまわして)しまいがちです。
そうなると、次もまた原価1万円を費やして商品をつくり販売する必要が生じます。
2万円で売れたのならその全額を次の仕入れにつぎ込んで「再投資する」という発想を持つと、スピード感が早まります。
次に投じた2万円が4万円となり、その4万円も再投資して8万円としていく・・・・・・。
どんどん繰り返すことで更にスピードが早くなっていきます。
これがどんどん膨らんでいった究極の姿が「ビジネスの成功者」・・・と呼ばれる人たちの姿なのかもしれません。
つまり、ビジネスの成功者が生まれる仕組みというのは、そうやって「稼ぐ→再投資→稼ぐ→再投資・・・」の果てにある、ということです。
どうしてビジネスの成功者は少ないのか?
というと、多くの人はそうした発想を持てないし、仮に発想できたとしても実践できないから・・・かもしれません。
稼いだお金を消費にまわしたい気持ちをグッ!と抑えて消費ではなく再投資する・・・すなわち儲かる期待値の高いものにベットする(賭ける)ことに目を向ける・・・ということに慣れていない、もしくは「怖い」という感情がそれを邪魔して実践できない、というわけです。
だからこそ、それを乗り越えた一部の脱・常識観念を持つ人たちだけがビジネスの成功者と呼ばれるステージに昇っていけて、それ以外の人たちは昇れない・・・。
リスクを背負って昇ってきた「ビジネスの成功者」は、ある意味では自分の感情をコントロールする術に長けている類の人です。
もし、自分がビジネスの成功者になりたければ、感情をコントロールするように努め、リスクを背負うことを厭わず、稼ぐと再投資を繰り返す行動パターンを身に付けることが大切だと思います。