借金をすることで、人は長い時間を一気に駆け上って自分の欲求を満たすことが可能になります。
ただし、そんな借金は使い方によって人をお金持ちにすることもできれば、逆に貧乏にして奈落の底に突き落とす力もあります。
つまりはもろ刃の剣・・・ということです。
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お金持ちにしてくれる借金は「安心できる借金」です。貧乏にする借金は「不安な借金」です。
安心できる借金は「そのお金を使うことによって借金をいずれは帳消しにしてくれ、それ以降はお金を残してくれる借金」です。
また、安心できる借金には限度額がありません。
借金の力で、お金持ちはますますお金持ちになることが可能です。
不安になる借金は「そのお金を使うことで一時的欲求を満足させること以外の見返りがなく、金利は嵩んでそのまま残る借金」です。
その借金を返すためには、他からお金を持ってこなければいけないので、それができなければ人生の破滅です。
返済が滞った時点で破滅(ゲームオーバー)ですから、それを防ぐためには返済が終わるまで「自分が働いてお金を稼ぐこと」という条件付きになります。
自分の欲望を先取りして今の満足を得るために「借金は有効」ですが、やはり短期目線だけではうまくないわけです。
物事はいつも長期目線を持ったうえでの短期目線・・・という構図が大事だと思います。