「節約」の意義

もし1000円の商品を900円で買うことができたなら、その商品を1000円で買った人に比べて10%の利回りを上げたことになります(1000円に対して100円なので)。

 

仮にそれができるまでに1か月かかったとしても、1か月で10%の利回りなら年間では120%の利回りということになり、机上の計算上ではものすごいことになります。

 

証券会社の優秀なファンドマネージャーであってもそんなに高い利回りのパフォーマンスを常時上げられる人はいません。

 

見方によっては、節約をするということは非常に高利回りな資金運用を行なっている・・・とも言えなくもないかもしれません。

 

言うまでもなく、1000円のものを900円で買うのは「100円の節約」なのですが、ここに節約の隠れた意義が存在しています。

 

節約に必要なのは、主に「自分の購買衝動を抑える勇気と辛抱強さ」であり、「自分でコントロールできること」が大半を占めます。

 

節約ができる人は意志力の強い人です。

 

自分の行動を自分の意志でコントロールできる人です。

 

外部の雑音や他人の行動に惑わされることなく意思を貫けられる人です。

 

ところが、そういう人はなかなか少ないもので、短期的にはできても継続して多面的にできる人はそう多くはいません。

 

意思が強いということはビジネスでも投資でもとても大切なことですが、ビジネスでも投資でも失敗する人が多くいるのは、もしかすると意思力の弱い人がそうしたことに手を出してしまうからなのかもしれません。

 

・・・・・・・・・・・

トマス・J・スタンリーとウイリアム・D・ダンコが書いたベストセラー『となりの億万長者』によれば、人が多大なる資産を築き上げるには

1.自分をコントロールする精神力

2.犠牲をいとわぬ態度

3.勤勉さ

・・・が必要とのことですが、そう考えると「節約」程度のことができないようならとてもそうした巨万の富を得るのは難しいと言えそうです(まあ、そこまでの富を得る必要もない、とも言えますが……)。

 

まずはともあれ、節約で高利回りをあげる(あげたつもりになってみる)・・・という体験を繰り返してみると良いと思います。

 

ビジネスや投資で成功したければ、まずは「節約をする」ということを自分に課し、自分が果たして意志力の強い人間になりえるのかどうか?を探ってみるのも手だと思います。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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