将来の年金だけではとうてい生活できそうにないとわかっている・・・
不動産投資に興味はあるけど借金はしたくない・・・
毎年少しずつ貯金はしている・・・というサラリーマンの人はこんなシミュレーションを考えてみてください。
たとえば「今30才の人が一戸建てを600万円で現金一括購入して、それを月額家賃6万円で貸し出した」とします(物件A)。
ずっと満室だとありがたいのですが、ななかそうもいかないので10%の空室分・修繕費用があると仮定して計算すると、年間家賃収入は6万円×12カ月×0.9=64.8万円となります。
毎年の固定資産税を月額家賃の70%=4.2万円と仮定します。
すると、差し引き1年間で手に入る家賃収入は64.8-4.2=60.6万円となります(→わかりやすく60万円とします)。
この家賃収入を貯めていくと10年間で600万円が貯まりますから、10年後の40歳時に再び600万円の一戸建て物件を購入できます(物件B)。
そして同じく家賃6万円で賃貸に出します。
10年経てば(=50歳)、最初の物件Aで600万円の貯金ができていて、2番目の物件Bでも600万円の貯金があります。
ここでさらに同様の物件を2つ購入することができます(物件C・物件D)。
さらに10年経つと年齢は60歳。
そのときには物件A・B・C・Dそれぞれから600万円が貯まっているので新たに同額の物件4つを購入します(物件E・F・G・H)。
これで借金がまったくない状態で、計8戸の一戸建て不動産を所有している60歳の自分がいます。
この時点で毎年の家賃収入は60万円×8戸=488万円ですから、1か月あたりの収入は488万円÷12か月=40.66万円です。
60歳時点で毎月の家賃収入が40万円強あれば、会社の定年退職を待たずして自ら退職を希望しても経済的に大きな不安はない、と思います。
ここまでのシミュレーションは大幅な修繕費用や長期の空室やインフレリスクなどを考慮していない仮定の計算です。
でも、働いて給料をもらっている人なのでイザというときはその就労収入でまかなえると思います。
60歳から再度貯めた家賃収入で不動産物件を購入して投資先を広げる手もあります。
そこまでいくと、選択肢が広がっているので豊かになっています。
自由度合いが上がっているわけです。
ここに挙げたのはあくまでも一つの例ですが、今の自分の年齢と収入を鑑みていろいろシミュレーションしてみると面白いと思います。