世間の最低賃金が千円を超えた・・・ということで、時間労働者たちは嬉しく思い、労働者を雇う側の人は悲喜こもごもだと思います。
仮に時給1000円で24時間・365日働いても(←これは一睡もしないで1年まるまる働くことを意味していますから、現実的には不可能な話です)、計算上で得られる収入は876万円です。
つまりは、それだけ仮に本当に働けたとしても、それでも年収900万円を超えることはないわけです。
時間労働者の収入の限界が感じられる試算です。
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時間労働で年収876万円を稼ごうとしたら、かつ、週休2日をキチンととることを前提としたら、逆計算してこうなります。
→ 876万円÷(5日×52週)÷8時間 = 4,211円
つまり時給にして4200円以上が必要だということです。
平日の昼間の仕事でそんな時給をもらえる仕事なんてあるのか?
かなり厳しいでしょうね。
時間の切り売りで稼げるお金の上限は思った以上に低い(少ない)ものです。
だからこそ、もし、自分の年収をそれなりに高額にしたいなら、それなりの高年収を得たいと思うなら、ただの時間の切り売りで働いてはいけないと言えます。
もっと極端に言うと、「雇われ人」でお金を稼ごうとする意識を改め、自分が逆に人を雇う側に立つことを意識することが必要です。
オーナーになることをイメージしつつ、その手探り段階ではさまざまな勉強のためあえて「雇われ人」として修行の期間を設ける・・・とか。
年収1000万円よりも上の世界を知りたければ・・・仮に年収2000万円超を期待するのなら・・・やはり、自分がオーナーとして経営者の道を歩むほうが近道です。
決して雇われ人では得られなかった年収を得られる可能性が広がります。
まあ、人を雇うためには「雇われ人の気持ちを知る」ことも大事なので、そのために一時的に自分をその立場に身を置くことも有効ですが、人生後半以降ではキチンといるべき立ち位置についていることが重要です。
雇われ人とオーナー(経営者)のどちらで人生を終えたいか?
私だったら後者の方を選択しますし、実際そうしましたし、その選択は間違っていなかったと思っています。