
子どもの頃、「お年玉は貯金しなさい」と親に言われた人は多いと思います。
私もそうでした。
子どもが「どうして?」と聞いても、明確な答えをする親は少ないかもしれません。
今、親の立場にある私が答えるなら、お年玉に限らず一般的に「お小遣いを貯金しておくわけとは?」・・・というと、お小遣いでは買えない大きな買い物を将来するため」・・・です。
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サラリーマンに同じことを当てはめて言うなら、「サラリーマンがコツコツ貯金していくのは、(今の)月給だけではとても買うことができない高額な商品を将来買うため」・・・と言えます。
そのために、毎月の給料から少しずつお金を貯めている(貯めることが大切)・・・と言えます。
多くの場合は「ただ何とな~く/将来のイザというときのために」・・・という回答が多いかもしれませんが、自分なりに明確な答えを持つことが大事だと思います。
1ヶ月の給料では買えない高額なモノを買うためにお金を貯め、それが貯まった段階でその大きな買い物に充てる・・・。
そうすると有意義なお金の使い方になると思います。
そのときの買い物は「実体のあるモノ」だったり、目には見えないけども記憶に残る「体験」だったりすることが往々にして多いと思います。
加えるなら「収益不動産」です。
まあ、これは目に見える「実体のあるモノ」でもあるのですが、その不動産を自分が使うために買うのではなく、あくまでもそこから「さらにお金を生んで貯めてもらう」ことを狙って買う・・・すなわち「投資」を意図してのお金の使い方です。
「投資」というとギャンブルみたいなもの・・・と誤解している人も多いかもしれませんが、本来の「投資」とは「対象物を長く保有し、そこから得られる派生利益を求めるもの」であってギャンブルとは異なります。
ギャンブルは自分の力ではコントロールできないモノの行く末を賭け、その結果手元に残るお金がゼロかゼロ以外か?を試す行為です。
そして、多くの場合は「ゼロ」になります。
「当たり・ハズレ」があるのがギャンブルですが、「投資」にはそれがありません。
少なくとも、投資で購入した対象物は手元に残りますから、イザとなればそれを転売するという「投機」を行なうことで元本の一部もしくは元本以上のお金を回収することも可能です。
ただし、投資で必要なのは「時間」であり、この「時間」を長くかけることができないと投資妙味は湧いてきません。
金額の大きいお金の使い方は「目に見えるモノ」と「目には見えない体験など」と「投資」に振り分けて使うとし、その比率(割合)を自分なりに考えると良いと思います。