
どこかの国が別のどこかの国を占領して自国の支配地におく・・・というのは平和な時代では考えられないことですが、戦時下では当たり前に行なわれていたことです。
当時はこれを「植民地」と呼んでいました。
今でも世界の中にはそうした過去の痕跡が残ったままで「〇〇領」と言われる国があったり、遠く離れているのに通貨や言語が植民地時代の名残を感じさせるところがあります。
植民地を持った後に「その植民地が発展し、発展に応じて所有国のリターンが増える」ような施策を講じることができれば、一応はウインウインの関係になれます。
奪ってお終い・・・ではタダの「一発屋」です。
略奪という「短期目線」ではなく、共存発展・繁栄という「長期目線」で取り組むのか?
財負債と財資産の違いと似ています。
換金価値のある資産があるからと言っても、それをただ所有しているだけで1円もお金を生み出さない資産は「財負債」です。
所有していることによって一定のお金を新たに生み出してくれるのが「財資産」です。
植民地という例えはちょっと良くないかもしれませんが、要は、単に所有して終わり・・・で済ませるやり方は望ましくない、ということです。
所有することでそこから派生的に新たな何かを生み出していくモノでなければ生産性がなくて尻すぼみになってしまいます。
各種資産についても、自分が所有することで「新たな命を吹き込む」くらいの高尚な意義を見出していきたいものですね。