
営業マンが顧客から「イエス」を引き出したかったら、営業トーク云々という前にそもそもそうした場に自分が臨むことが重要です。
新規顧客開拓/見込み客訪問/既存客訪問をせずして「イエス」をもらえるハズがありません。
それなのに、足を運んで「NO」と言われるこが怖くて(イヤで)、なかなか二の足を踏んで訪問しようとしない人がいます。
そうした人は「どうせ行っても断られる」とか、「失敗する可能性のほうが高い」とか、「自分には相手を説得する自信がない」・・・などと最初から「できない」ほうに焦点を当てている傾向があります。
もっと「できる/うまくいく」ほうに焦点を当てることが大事ですし、併せてその自信を導くためのさまざまな方策を練っておくこと(事前にトークのシミュレーションを練習するなど)が大切です。
「イエスと言われる可能性」と「ノーと言われる恐れ」のどちらも存在しているとき、どちらにBET(賭け)するか?どちらを導きやすく事前に対処しておくのか?
イエス・ノーがはっきりする場所を避け続けていたら、何も失うモノはないかもしれません。
それでも時間は失い続けます。
そして、切羽詰まってあるときに大勝負に出ざるを得なくなると、「イチかバチか!やるしかない!」・・・となります。
これはあまり賢明な流れとは言えません。
それまでずっと避けてきた勝負をいきなり大きな一発勝負に賭けても、失敗する恐れ大です。
活躍している人たちは、日々のなかで「小さなBET(賭け)」を繰り返します。
「朝この時間に起きられるか」ということから、「この時間内で仕事を終えられるか」とか「ランチを何十分以内に終える」など、誰かが評価するものではなく自分自身でさまざまなBETをしています。
評価して判断するのではなく、「できるほうにBETする」という姿勢が未来を切り開くと思います。
(無限の)可能性に自分自身をかけることです。
可能性と向き合えば可能性は知らずのうちに広がります。
小さなBETを繰り返しているうちに、どんどんと活躍する道が広がっていくような感じです。
小さなBET(賭け)の積み重ねで大きなチャンスを引き寄せる・・・といったことは、意識していなくても自然と起きていく流れのような気がします。