人の性格や人格というのはサイコロのように多面体であり、立体的なものだと思います。
つまり、一つの面しか持たないわけではないですし、平面的で単純なものでもないということです。
もっと言うと、それだけ人間は複雑な生き物で、必ずしも合理的ではないし、理論に基づかない行動をする・・・ということです。
なぜなら、人間は感情で動く動物であり、誰もが多面体でできていて、良い面も悪い面も併せ持っているからです。
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ある仕事ではミスばかりして上司に叱られてばかりいる社員も、別の業務に就くと水を得た魚のように活き活きと活躍する場合があります。
生徒でも、ある学年までは成績が良くなくてもある学年から成績が良くなったり、あるときまではいじめられていてもあるときから一躍クラスの人気者になってまったくいじめられなくなる子もいたりします。
良くない面がある時期まで出ていただけで、良い面を出すとあっと言う間に変わることができるわけです。
多面体にもいろいろありますが、わかりやすいのはサイコロの6面体です。
自分の中にサイコロのような面をいくつ持つことができるか?
そして出したい目を自分でコントロールして出せるようになると、人間として力量がかなり優れている人物になれると思います。