商品・サービスには大きく2種類あります。
一つはどこで買っても同じモノ、もう一つはここじゃないと買えないもの。
こうした考え方は「サラリーマン」においても言えます。
誰でもいいといった仕事に就いている人と、この人でなければできないといった仕事に就いている人。
前者は「君の代わりはいくらでもいるよ」と言われますが、後者は「君でなければいけないんだ」と言われます。
当然、価値が高いのは後者のほうです。
価値があれば価格(人で言えば報酬・給料)は後からついてきます。
でも、価格が高いからと言って価値が後からついてくることはありません(社歴が古いだけの高給社員など)。
追求すべきは「価値」のほうにあります。
多くの人は「価格」を先に見てしまう傾向がありますが、本当は「価格」はどうでもいいことで、「価格」と「価値」を切り離して本質を見抜く(=価値を視る」ことが大事です。
・・・・・・・・・・・・
経営者でもサラリーマンでも、自分の価値を高めるために相応の努力は欠かせません。
参考までに、偉人の言葉を記します。
P.F.ドラッカー氏は、こう言いました。
「効果的な経営者の共通点は、ひたすら一つの作業に集中する点にある。
彼らは大切なことのみを行い、そのことが完了するまで、他のことに目を向けないという集中力を持っている」
スティーブ・ジョブスはこう言っています。
「昔は、ひとつひとつがバラバラで意味が見出せない経験が、将来振り返ってみると、全部意味があるものになることもある。
人生には一瞬の無駄もない、だから自分がワクワクしたことをやりなさい」
消費者の立場で商品やサービスを購入するとき、ヘンに目の前の価格に惑わされないでその奥に潜んでいる本質的部分/価値に目を向けてズバリそれを見抜こうという訓練を日々行なうと良いと思います。