「金融広報中委員会」が実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると衝撃的な数字が報告されているようです。
→ 20代独身の金融資産(預貯金+証券)保有残高の平均値は142万円!中央値は0円!
何と全体の約61%が「金融資産無し」とのことです。
→ 30代独身の金融資産(預貯金+証券)保有残高の平均値は589万円で中央値は83万円!
30代でも金融資産ゼロの割合は約40%。
→ 40代独身の金融資産(預貯金+証券)保有残高の平均値は936万円ですが、中央値は30万円!
40代で金融資産ゼロの人の割合は約46%。
30代の人よりも金融資産無しの人の割合が増えているわけです(あくまでも調査対象は独身者です)。
現代社会を生きる20代~40代の働き盛りの独身者たちは「稼いだら稼いだだけ使ってしまう」のが好きなのかもしれません。
もちろん個人の自由ですから構わないのですが、こうしたところにも「晩婚化/非婚化」の原因がありそうな気がします。
・・・・・・・・・・・・
「20代の過ごし方で30代が決まり、30代の過ごし方で40代が決まり、それまでの過ごし方で一生が決まる」・・・と思います。
若い頃に活動的だといろいろなチャンスに巡り合えます。
そのチャンスを棒に振って時間とろくでもない人たちに流されて、自分の頭で何も考えず、川に漂う浮き草のようにフラフラと生きていると、やがて輝けない40代・・・50代・・・60代を迎えることになります。
そんなもったいない状況を自ら招いてしまうのは決して得策とは言えません。
今の世界や日本を取り巻く状況の中、将来に漠然とした不安を抱える人が増えています。
その不安を漠然としたままで見るのを避けたり逃げたりしていると、問題がさらに大きくなったり、場合によっては手遅れになることもあります。
不安や問題と向き合うことは勇気や覚悟がいりますが、後悔の無い人生を送るためには「克服して生きる/乗り越えて生きる」という姿勢がとても重要だと思います。
特にお金がからむ不安については、できるだけ早く向き合うほうがベターです。
Q. 自分に必要な貯金額(≒金融資産額)はどのくらいか?
→ それは全て自分で決めていることであり、誰かに強制・強要されることではありません。
自力でゼロから積み上げていくしかありません。
お金の問題も人生の問題も、早く向き合い、少しづつでも小分けして対策するほど後々の対処量は少なくて済みます。
そして、逆に得られるものは多くなることも期待できます。
お金の問題であれ人生の問題であれ、一日も早く早く取り組む意識を持つとそこから人生が変わると思います。