多くの人は中学から高校へ進学するときに「勉強」をたくさんします。
なぜなら、人生初めての選抜試験である「受験」に立ち向かうからです。
首都圏では、もっと早く中学受験や小学お受験を体験している人も多いかもしれません。
私の場合、一番勉強したのは「中学生→高校生」のときで、次が「高校生→大学生」のときでした。
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会社で社員を採用するときの面接で、応募者が「いつ一番勉強したのか?」と「その後の伸び具合」を確認してみるのも一つの手です。
たとえば、高校受験で一番勉強したなら、高校入学直後の学内順位(本人の意見でかまいません)と高校卒業時の学内順位を確認します。
仮に、入学当初「上」で、卒業時も「上」だったとすれば、高校進学後もサボらず真面目に勉強したことが窺い知れます。
上下の2つで切るとこうなります。
1.上→上 優秀で真面目だけど打たれ弱いかもしれない
2.上→下 転落人生でサボり癖がありそう
3.下→上 成長過程にあって努力家
4. 下→下 ほぼ才能ナシかも
3のパターンが一番面白そうなタイプです。
採用すると、研修教育次第で伸びる可能性大です。
1のパターンもポテンシャルは良いモノを持っているので、そつなく仕事をこなしてくれそうです。
評価が分かれるのは2と4のパターンです。
必ずしもダメではないのですが、大きく花咲く可能性は今の段階では少ないと言えます。
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これを一番勉強したときではなく、単純に「高校入学時と卒業時」+「大学入学時と卒業時」の2本立てで上下の推移を確認するという応用手もあります。
一つのコツとしては、今現存する社員たちに一度アンケートを取るか面談をするなどして、自社内の社員たちはどういう傾向にあるとどんな活躍をしているか?・・・と予め分析しておくことです。
そうやって、自社にはどんなタイプの社員が優秀な社員として適しているのかを探って傾向を知っておくと、面接時に採用合否の一つのヒントになります。
そして、そもそも面接する側の自分がどんなタイプだったのかを知っておくことも大切です。
一般的には「下→上への変化」を遂げた経験のある人は精神的にもタフで、現・能力は別として努力をすることを厭わない傾向があって採用◎だと思います。