サラリーマンが定年退職する日までに「給料とは別の収入源」を作ろうと思うなら、それは「財資産を持つ」ことを念頭に置くと良いですし、また、自分が定年退職する日まではどれくらいの日数・時間が残されているのか?を知る必要があります。
「収入源をつくる≒財資産を持つ」に使える時間の長さは人によって異なります。
仮に定年年齢が65歳で今の自分の年齢が35歳だとすれば、財資産の形成に残された時間は30年です。
仮に自分の年齢が45歳だとすれば残された時間は20年です。
仮の自分の年齢が55歳だとすれば、残りは10年です。
もちろん、年齢が若ければ若いほど定年の年齢を迎えるまでの時間は長くなりますから、財資産をつくるのに必要な時間的・精神的余裕も大きくなります。
年齢が若い
=時間がある
=失敗しても回復(やり直し)しやすい
=投資を始めれば時間が財資産形成の味方をしてくれる
=リスクが少ない
・・・・・・となります。
逆に、年齢が定年年齢に近づけば近づくほど上記の逆回転が起きますから、リスクが大きくなります。
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サラリーマンとして企業で働く(働いて生活費を稼ぐ)という選択と決断をした以上は、「サラリーマンとして働く期間」と「サラリーマンを退職した後の期間」の両方における経済的安心感を得られるように予め考えておくことが大事だと思います。
それには「お金を稼ぐ」だけではなく、「お金を貯める」と「お金を増やす」を考えることが求められますし、特に「お金を増やす」に関しては「=投資を行なう」だと理解することが必要です。
貴重な時間を意識して投資をしていかなければ、資産形成のチャンスを逃し続けていることにもなりかねません。
そのことを早い段階(できれば就職するとき/結婚するとき/子どもが生まれるときなど)の節目・節目で再認識すると良いと思います。
投資・・・の中でも私がいつも推奨しているのは不動産投資ですが、その不動産価格は勿論変動するものなので時期によって高かったり安かったりします。
その「価格が高い/安い」だけに着目してしまうと投資をスタートすることは極めて困難になります。
価格が高いか安いか?だけに囚われるのではなくて、その投資で安定的なリターンを得られそうかどうか?で判断するのが得策です。
定年退職までに残された時間を再度的確に認識して、自分が今の時期にどういう行動をとっておけば「定年退職後の経済的安心感」を得られるかを考えておくことは、すべてのサラリーマンにとって大切なことだと思います。