ピンクレディのミイとケイはそれぞれ単独のときと、2人一緒になって「ピンクレディ」となったときとではその威力・効果・人気は全然違います。
SMAPもメンバーそれぞれの力量と、5人一緒になって「SMAP」となったときとではその力量は大きく異なります。
1+1が2ではなく3にも4にもなり、1+1+1+1+1が5ではなく、10にも20にもなっているのだと言えます。
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プレイングマネジャーは「プレイヤー」と「マネジャー」という一人二役の業務を執る必要があるので、プレイヤーだけだったときより確実に「プレーヤー時間」が少なくなり、そのため、一般的にはプレーヤーとして求められる業務数字も少なくなります。
ただし、チームとしての数字(マネージャーとしてチーム全体で達成すべき数字)はある程度高いものが求められます。
つまり、自分一人での数字は減るけど、その分みんなでやるべき高い数字をキチンとやってね・・・といった感じです。
自分一人で業務を行なうときより、一層の時間効率/時間配分の置き方が求められます。
プレイングマネジャーが成果を出していくには、当然、部下の協力が欠かせません。
マネジメントには「組織力を活かす」ことが必要となります。
組織力(自分の代わりとなる部下をいかに早く育成し、他部署やなどの人の力も借りつつ、1+1を3にしていく工夫をどれくらい考えられるか?・・・)などが大事です。
組織としても個人としても成果を出すために、それまでの職位では求められなかったような新たなマネジメント力/リーダーシップ力が問われることになります。
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チーム=組織という構造になれば、そこでは組織力という力が発生します。
正確には「発生するもしないもトップ次第」なのですが、その組織(チーム)のトップに就く者は「1+1が3にも4にもなり得る」ということを強く認識することが大事です。
その認識が弱いと、組織力を発生させ、活かすことが難しくなります。
組織(チーム)を組むと「関係性」という結びつきが生まれますから、それを活かし、1+1を2よりも大きい効果としていくことが大切です。
関係性という∞(無限大)の目に見えない力が+(プラス)されることで組織力が発揮されます。
リーダーは、自分の組織(チーム)内に「関係性」という力がどれくらい生じているのかを常に計りながらマネジメントを執り行うと良いと思います。