昔、銀行という機関には普通預金と定期預金と当座預金しかなく、人は何度預け替えても別に損をするようなことはありませんでした。
ところが、昨今の銀行では様々な運用商品(投資信託など)を扱っており、AからBへ預金を動かすたびに預金者は自分のお金がすり減っていくリスクが高くなっている・・・と知ることが大切です。
自分のお金は自分で守る・・・が大原則です。
銀行に預けているお金はむやみやたらに銀行内部で動かすべきではないと思います。
動かすなら、動かすのに正当な目的・理由付けをして、それが合理的だと自分自身で納得して初めて動かすようにすると良いと思います。
また、動かすなら「銀行内 → 銀行内」ではなく、「銀行 → 銀行の外部」でしょうね。
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高齢者の金銭トラブルは昔も今も絶えず起こっています。
その多くは「詐欺話」によるものです。
家のリフォームなどには特に注意が必要かもしれません。
高齢者に寄ってたかってくる悪者どもは後を絶たないので、高齢者自身が気をつけることもさることながら、その子どもが気をつけておくことも必要だと思います。
また、中には金融関係者からの「営業/誘い」に端を発しているものも相当数あると思われます。
高齢者は、言い変えれば「老親」です。
高齢者というと、どこか他人事のようにも聞こえますが、「老親」と言うと、途端に自分事のことに思えてきます。
老親は親切そうに近づいてくる悪者にコロッと騙されてしまう恐れがあります。
老親はお金を持っていて、しかも騙されやすく、しかも騙されたことに気づかなかったり、気づいても恥だと思って誰にも相談しない傾向があると言われます。
そんなことにならないように、一番良いのは「騙されない/引っかからない」ことですが、それがなかなかできないから詐欺話が一向に後を絶たないのだと思います。
そのためにも、ある程度の年齢になった老親には、やはり子どもがついていてあげることが大事ですし、定期的に様子を見るようにしてあげることが有効だと思います。