誰かが言っていました。
「何事かを一生継続しようと思えば困難だが、時間を区切れば楽になる」・・・と。
そのとおりだと思います。
物事を追及するとキリがありません。
なぜなら「完璧なんてない」からです。
だから100%完璧でなくても99%で良しとする・・・など、ある段階で仕上げ完了とすることが大事なのですが、そのための一つの方法として「時間で区切る」ことが有効になる場合があります。
そして、それには「行動をルーチン化する」という発想がヒントになってきます。
「行動をルーチン化する」とは、すなわち「ルーチン化した行動を決まった時間に決行したらそれでお終い」・・・ということです。
「何時になったら何をする」・・・「この行動についてはこの時間のうちに済ませる」・・・という意識が大事です。
これだけのことですが、こうするだけでかなりの「誘惑時間の削除」をすることができます。
行動をルーチン化したら、それらの行動にあたっては一切の躊躇をしないことがコツです。
その時間になったら何も躊躇せずに次の行動に移す・・・ということです。
これはすごく大切なポイントです。
なぜかというと、行動が止まってしまう多くの場合というのは、行動することに躊躇/迷いが生じた瞬間にその行動を止める理由が見つかったり、他の行動を取ってしまうことが多いからです。
たとえば、「11時になったら○○をしよう」と思っていたにも関わらず、行動を躊躇した瞬間にネットサーフィンをし始めたり、「もう少し後でもいいか、今忙しいし」と言って「行動しない理由」を見つけてしまったりします。
これは、大きな悪循環の始まりになります。
行動しない⇒予定通りに行動が進まない⇒モチベーションが下がる・・・といった悪循環です。
これを打破するにはやはり「行動を決行する⇒予定通りに行動を進める⇒さらにモチベーションが上がる」という好循環に持ち込むことが必要です。
オリンピックに出場しているような世界のトップアスリートたちも、トレーニングは必ず厳密にルーチン化していると言われます。
そうしないと結果は出ないそうです。
余計な選択肢を出没させないようレールを一本とし、行動をルーチン化していくことはそれほど有効なのだと思います。