過日(・・・と言っても随分前のことですが)、ある不動産セミナーに参加したときの話です。
その時の講師の人がキツイ嫌味・・・=でもとても良い話をされました。
その話とはこうです。
「最後に、ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが一つ話させてください。私のセミナーは年に何回かやっていますし、もう数年来行っています。
今日の顔ぶれの中には、過去に何回も参加されている人のお顔も見受けられます。そういう方は、今日の話を聞いてお分かりだと思うのですが、私の話はいつもだいたい同じ内容です。
つまり、毎回同じようなことをしゃべっているわけです。
何回セミナーに参加して私の話を聞かれても、結局ご自身が一歩踏み出して不動産投資をスタートされないと何も始まりません。
3年前には「まだ不動産価格が下がるかもしれないから買えない」と言って踏み切れなかった方は、結果的にはこの3年で不動産価格が上昇してますます買えなくなっていると思います。
そして、「今は高いから買えない・・・」と言っていると、来年も再来年も結局買えないと思います。価格が上がれば「高いから買わない、買えない」と言い、下がれば「まだ下がりそうだから買えない」と言い・・・、結局いつまで経っても買えないわけです。
買えないのではなく、買いたくないだけなのでしょうね。でも、買いたくないのならこうやって自分の貴重な時間を費やして不動産投資セミナーに参加するのは意味がないことです。
不動産セミナーオタクのままで時間だけが経っていき、やがて60代・70代になってローンが組めなくなると、本当に買えなくなってしまいます。
ぜひ、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
今日踏み出すことができなくても、ご自身で期限を決めて、まずは小さな物件でも一つ実際に購入してみると良いと思います。そこからスタートします。もう一度言いますが、不動産セミナーオタクにならないで、ぜひ投資の実践者になってもらいたいと思います・・・」
・・・とまあ、だいたいこんな内容のことを話されていました。
まさしくおっしゃる通りだと思います。
一歩踏み出す勇気が大切です。
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人生で大事なことは「決断をすること」とその決断したことを「行動に移すこと」です。
世の中の多くの人は行動を起こすことが苦手で、さらにはその前側の決断をすることが不得手な人も多いと思います。
人の未来は決断によって良くも悪くもなりますが、一つ言えるのは良いままであり続けることも少ないし、悪いままであり続けることも少ない・・・ということです。
ただし、決断力次第で「良い事」の割合を多くすることができますから、適切な決断をすることが大事です。
面白いのは、そうした「適切な決断」をするためには過去に不適切な決断をした経験があるからこそ・・・とも言えることです。
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「決断を先延ばしにしない」ということもかなり重要なことです。
大きな決断を躊躇せずにサッサと下している人のほうが後々人生は早く好転していくと思います。
不思議なものですが、やはり決断が早い分だけ行動も早くなり、行動が早くなると変化することも早くなるからだと思います。
人生において「変化」は大切です。変化なくして成長なく、成長なくして成功もあり得ません。人生で多くの成功を成し遂げる人は決断も多くしている人です。
決断を早く下して、前に進んでいく人だけが自分の思うように人生・未来を変えることができるのだと思います。