人は、お金の絶対額が同じでも上がってその金額になるのは嬉しく、下がってその金額になるのは悔しく感じるものです。
たとえば、サラリーマンで月の給料が28万円から昇給して30万円になるのは嬉しいですが、32万円から減給して30万円になるのは残念(悔しい)ものです。
まあ、当然でしょうね。
何も考えないで働いているサラリーマンは給料のアップダウンに一喜一憂しますが、ビジネスマンは自分の人生計画(ライフプラン)に合わせて、意図的に昇給する/収入が増えるように頭を使っています。
実際そのとおりに行くかどうかは別としても、自分なりの計画を持って日々働いているわけです。
この違いは、将来的に結構大きな差につながると思います。
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不動産投資の際に、複数のローンを組んで物件を買うと面白いことが起きます。
数年後(数十年後)に、そのローンを払い終えると、それまで支払っていた分が自動的に手元に残るわけですから、一種の収入増になります(厳密に言うと収入自体は変わっていないのですが、手元に残る手取り額が増えるという意味です)。
これをローン完済の時期を1年ごとにずらした形で10個のローンを持つと、ローンの支払いが終わったときから毎年連続で10年間収入(正確には手取り金額)が増え続けていくことになります。
前述のとおり、人は入ってくるお金が減るのは残念に思いますが、入ってくるお金が徐々に増えていくのはとても嬉しく感じるものですから、これはすごく良い手です。
また、そうやって毎年手元に入るお金が増えるとあらかじめわかっていれば、将来の経済的な不安は一掃されます。
10年連続・・・とまではいかなくても、2年ごと・・・5年ごと・・・と自分なりに仕組みを作ることはいくらでも可能です。
去年よりは今年、今年よりは来年・・・と徐々に年を追うごとに収入を増やしていく発想を持つことは大切ですね。