何かを「使う(使用する)」という行為をするなら、大前提としてそこにその使うものが在る(存在している)」ことが必要です。
「無い」ものは使うことができません。
物事の順番は基本的に「貯める→使う」だと知ることは大事です。
お金も「無い」のに使うことはできません。
だから、お金の場合も「稼ぐもしくは貯める」ことをしてからでないと「使う」ことはできません。
ところが、お金で面白いのは「借りる」という方法が開発されたがために、仮に今手元にお金が「無い」としても、どこからか「借りる」ことをすれば「使う」ことが可能になりました(その代わり、後でキチンと「返す」ことが必要で、その段階で改めて「稼ぐもしくは貯める」が必要となります)。
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「運」も似たようなことが言えます。
よく「運が良い」とか「運が悪い」という表現をしますが、これは言い換えると「善運が貯まっている」「善運が貯まっていない」ということだと思います。
善運が「貯まって」いなければ使うことはできません。
原則は「貯まる→使う」だからです。
そして、善運を貯めるには「善い行い」をたくさんすることが必要です。
逆に「悪い行ない」をたくさんしていたら、せっかく貯まりかけた「善運」も相殺されて消えてなくなります。
無いものは使うことができませんが在るものは使うことができますから、この場合は「悪い運」を使うことになり、それが一般的に「運が悪い・・・」という表現につながるのだと思います。
そう考えると、運を「善い」か「悪い」で表現するのではなくて、「貯める」とか「使う」という表わしかたをしてみると意識が変わって面白いかもしれません。
意識が変わると、感情も変わり、態度・行動も変わっていきます。
大事なのは「先に『貯める』があってこそ、『使う』が可能となる・・・」ということです。
しかもある程度の量・質が貯まらないことには使うことはままならない・・・ということです。
何もしていないのに勝手に「自分に善いことが起きる・・・」とは思わないほうがベターだと思います。
だからこそ、人は善運を貯めることが大事で、 そのためにも日々「善い行いをする」ことを心がけ、誰かの幸せのために自分の時間を使って行動をする・・・という習慣を身につけると良いと思います。
すると、タイムラグはありますが(←善い運が貯まるのに時間が必要なので)、後々、自分にも善いことが訪れてくると思います。
お金もまずは「貯めて」から使うことが大事ですし、運もまずは「貯める」ことを意識することが大事だと思います。