朝目が覚めて急に思い立って「よしっ!今から旅行に行こう」という奇特な人はそんなには多くいないと思います。
たいていの人は、何日(何か月)も前から旅行に行く日を決めてそのために準備を済ませてきていると思います。
そうした旅行の準備をするときに欠かせないものに「準備リスト(メモ)」があります。
行く前に、あらかじめ用意しておくべきこと・・・たとえば「新聞・郵便を止める」など事前に手続きをしておくべきことを紙に書き出し、忘れないようにしておくチェックリストです。
人は忘れる動物です。
どんなに覚えているつもりでも、つい忘れてしまうことがありますから、旅行前に思いついたときにどんどんメモして書き出しておくことはとても大事です。
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イベントを開くとき、たとえそれが誕生日会や記念会など身内のイベントであっても、事前に準備万端にするためにチェックリストを用意することは大切です。
会社など、仕事で行うときはさらに神経を使います。
仕事であればほぼ100%間違いなくそうしたリストをつくって何人かで手分けをしてチェックしていくハズです。
ところが、不思議なことにリスト作りがそれほどに大切だということを知りながらも、「自分自身の人生体現」についてはリスト作りをの手間を省略していしまっている人がけっこういると思います。
自分の生き方の道しるべとしてリストを用いている人は、残念ながらとても少ないと思います。
パーティーや旅行だとリストを用意するのに、人生の旅では用意しないで行き当たりばったりでよし・・・としてしまっているわけです。
人生の旅のほうがもっと重要のハズだと思います。
手元に何もなく、求めている未来像がはっきりしていない状態だと、ただ盲目的に手さぐりで進むことになりますから、それで「うまくいかない、ダメだ」と言っていたら、さもありなん!・・・です。
リストをつくることは一種のガイドラインを設けることと同じです。
それによって、進みやすくなり、実現しやすくなります。
買い物リストをつくったり、旅行準備リストをつくったりするのと同じように、人生の指針となるリストをつくって有意義で実り多い人生にしていくことが大切だと思います。
そのリストは別名「目標」と言います。
目標の先に良いことがあるから作るのではなく、目標を持つこと自体に大きな意義があるからこそ、作ることはとても大事なことだと思います。