幸せになりたいのなら、なりなさい。
・・・とはロシアの思想家/トルストイの言葉です。
自分の意思次第で人は幸せになれることを意味していて、もし自分が今不幸だと感じているのなら、もしかしたらそれは自分が不幸という選択肢を選択しているにすぎず、幸せになりたいのならそうなればいい(なれるのだ)・・・ということを言っているそうです。
また、チベット仏教最高位の僧侶/ダライ・ラマ14世はこう言っています。
もし、あなたが誰かを幸せにしたいなら思いやりを持ちなさい。
もし、あなたが幸せになりたいなら思いやりを持ちなさい。
いずれにしても「思いやりを持ちなさい」と説いているわけで、それだけ「思いやりを持つ」ことを重要視しているのだと思います。
「思いやり」とは「自分がされてイヤなことは他人にしない」ことと「自分がされて嬉しいことを他人にする」ことです。
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長期的に幸せな人の特徴に「自分と他人を比べない」ということが挙げられます。
逆に言えば、自分と他人を比べ、優越感をもって幸せを感じているような人はその幸せが長続きしません。
例えば、高級ブランド品を買ったとき、短期的には幸せかもしれません。
でも、その幸せ感を感じられるのは買ったときだけで、しばらくするといつの間にか失せていきます。
また、会社で同期の中で一番早く出世して幸せ感を感じている人は自分が他者に追い抜かるのではないか?!といつも気もそぞろで幸せ感は持続しません。
どんな人も、何だかんだと言って「普通に生きている」し、「いずれ定年退職して会社を去っていく」わけです。
他人と比べて自己満足による幸せ感を求める姿勢は捨てたほうがベターです。
自分と他人を比べなくても幸せになれるのは結局、「モノ・地位より体験」にあると思います。
例えば旅行(特に海外旅行)をしてみると、自分という存在がいかにちっぽけなもので、世の中ではほとんど価値を見出せない存在なのだ・・・と気づけます。
加えて、そんなことはどうでもよく、五体満足に動けて食事をとって横になって眠ることができる・・・ということだけでも十分に幸せだ!・・・と気づけると思います。
他人との比較とは関係なく満足が得られることは大事です。
幸せ感は人それぞれですが、「生きているだけで丸儲け byさんま」という言葉があるように、自分がこの世に存在していられることにや日々不自由なく暮らせることに感謝する姿勢をもつと良いと思います。