何らかの「結果」を求めるなら、基本的に頭に入れておかなければいけないことがあります。
「結果に対して有効なことを続けること」です。
結果を得るためにはこれが必要です。
ビジネスマンは皆そうした発想法が習慣となっていますが、サラリーマンの多くはなかなかそうした考えが足りないように思えます。
それは、もしかしたら日本の教育の過程で、こうしたことを前提に教えてこなかったことが主な原因の一つにあるのかもしれません。
そのため、たとえ受験勉強の偏差値はそれなりに高かったとしても、大学生時代に甘えた怠惰な時間を過ごすことに慣れてしまって、社会に出てから「自分はこれまでいったい何をしてきたのだろう/何て時間をムダに過ごしてきたのだろう」・・・と嘆く人が多くいます。
実社会の中で「何かを成す/結果を得る」ということを求めるなら、「自分の結果から逆算して考える」という発想・思考を学ばない限り、実現することはほぼ難しいと思います。
たまたまの偶然・・・ということもあっても、実力として常に再現し発揮することは難しいと思います。
単純なことで、結果が欲しい場合はその結果に有効なことをすべきである・・・とうだけのことです。
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リーダーが社員にそうしたことを話すと、若いサラリーマンの中には「私はやっています」と言う人もいますが、得たい結果が伴っていないとしたら、ハッキリしているのは「そうは言っても結果に対して有効なことを君はややっていない」という残念な現実評価が残る/下されるだけです。
泳ぎがうまくなりたいといって畳の上でクロールの練習を10年やったも泳ぎはうまくなりません。
「結果から逆算していない」からそうした無駄が生じます。
結果を得てない場合、認めなければいけないのは、「自分は結果に対して有効なことをやっていないか、それとも多少はやっているけどもまだまだ不足している!」・・・という事実です。
これを「認める」と、次に行けます。
結果に対して有効なことは何か?に対して、掘り下げることができます。
つまり、必要なのは「軌道修正」です。
逆に、得たい結果に対して有効なプロセスなのに、「これは有効じゃない」と誤った自己判断を下し、せっかく目の前にあったチャンスを逃してそれを実行する機会を失った場合、もったいないことになります。
その判断力、適切な決断ができるかどうかも大切なことですが、それを学生時代に訓練して身に付けることが本来は大切です。
しかしながら、多くの人は社会に出てからその勉強を行ないます。
それもまた人生だと思いますし、そうやって勉強をするだけでも優秀だと思います。
いずれにしても、ビジネス社会で生き残っていくためには「結果を残す」ことが大事で、結果を出すためには「結果に有効な行動をする」ことが大事だと思います。