現役時代、数々の社内トラブル/社外トラブルに対応しました。
法務トラブルとなって弁護士の手を借りることになったケースもたくさんありました。
労務トラブルもあれば、男女トラブルもあれば、顧客トラブルもあれば、隣人トラブルもあれば、行政トラブルもあれば・・・・・・ととにかく問題(トラブル)はいつもどこかで起きていたものです。
アルバイトも含めれば総勢で7,000人以上はいたでしょうから、トラブルがないほうがおかしい・・・というくらいの気持ちでいました。
そんな数多くの諸問題に関わっていくうちに気づいたことがあります。
それは「法務トラブルまで発展する問題の元になっているのは、たいてい財務のトラブルか人事のトラブルである・・・ということです。
財務のトラブルや人事のトラブルはおおよそ起きる事例が決まっていますから、事前に予防の策を講じていればその8割は防ぐことができると思います。(それでも2割くらいは予測不能のトラブルがおきるものです)
ところが、多くの企業では、担当者の意識は高くても肝心の経営者の意識が低いために、多くの経営者は財務や人事のトラブル対策を無視して問題のタネを放置しているような気がします。
そのため、結局は法務のトラブルに発展してしまうわけです。
何とも、もったいない話です。
問題解決には大きく2つのことが大事で、
1.起きた問題に対処すること
2.次からはもう2度と起きないように新たな対策を講じること
・・・・・・です。
「法務トラブルの多くは人事関連か、財務関連である」・・・と気づき、それに対処する解決法を見つけると同時に、もう2度と同じことが起きない/起きてもすぐに解決できるように「仕組みを講じる」と強く意識を持つことが経営リーダには必要だと思います。