コロナウイルスが現われる前のサラリーマンと言えば、「朝早く起きて会社に出社し、夜遅くまで残業して家に帰宅する、もしくは、残業のない夜は同僚との飲みに行って憂さ晴らし・・・」というパターンの日々が多かったと思います。
家に帰って奥さんに愚痴をこぼす人もいれば、独身で愚痴をこぼすのは専ら友人や同僚たち・・・という人もいたと思います。
特に会社の後輩たちと飲みに行くと、必ず会社の不満や今の生活の不満を話すのが世の中の常です。
しかしながら、コロナの流行によってそうした生活パターンは一変し、多くの人は生活習慣に変化があったと思います。
改めて、自分は本当はどうしたいのか?どんな生活パターンを望んでいるのか?・・・と自問してみるのも良いと思います(たいていの人は明確な答えを出せないような気がしますが・・・)。
毎日、何となくダラダラ~と過ごしてしまって、特に夢や目標を持つわけでもなく、もしくは昔は持っていたけどとっくに忘れてしまった/捨ててしまった・・・という人が多いように思えます。
具体的にやりたいことが無いわけです。
・・・・・・・・・・
今の生活・仕事に不満がある!・・・と言いながらも、じゃあ自分は本当はどんな生活をして、どんな仕事をすれば満足なのか?・・・と聞かれると答えられない/自分の将来のビジョンが想像できない、という人は実際多いと思います。
そんな状態が続いているようだったら、たとえコロナ問題がどう落ち着いても、また今から5年経とうと10年経とうとも、おそらく今と状況は何ら変わらないと思います。
自分のなりたい姿を具体的にイメージできていなければ、その状態になることはまずもってムリだと思います。
ある意味では、今の不満な生活・仕事状態は、数年前からの自分が作り上げてきたものです。
今から5年後…10年後の未来は、今の自分が創造して作り上げていくしかありません。
人間は、自分で想像できないものを作り上げることはできません。
でも、想像できたことであれば、時間さえかければいくらでも作り上げることができます。
5年後に自分の理想とする生活・仕事状態を獲得しているためにも、毎日10分でもいいので「理想の生活・仕事状態イメージする」と良いと思います。
自分の将来は自分で作るしかありません。
多くのサラリーマンは、自分の将来さえも他人任せにしていて、それを不思議と思っていない節があります。
私からすればそれが不思議です。
そのくせ、思い通りにならないことがあるとすぐに他人のせいにしたり批判したりして、ある意味ではちょっと卑怯・・・といえるかもしれません。
タダのサラリーマンから脱却して優秀なサラリーマンとなるか、もしくはビジネスマンとなるべく自分の理想の姿をイメージしてそれを忘れないようにすることが、コロナ問題で自分の時間をとれるようになった今の時期には大切なことのような気がします。