基本とは「その物事において誰でも当然にできなければいけない基礎」のことです。
基本ができていない人でも、自己流で見よう見まねで「何かをする」ことはできます。
でも、単に「することができる」だけであって、滑らかに上手にすることはできません(まぐれでできることはあります)。
よく言われる「基本が大事」というのは本当にそのとおりだと思います。
何でもやっているうちにその経験が積み重なって付加価値を生み出していきますし、場合によっては自分だけの裏ワザ的なことも身に付けられるかもしれません。
裏ワザというのは一種のショートカットの技術です。
そうしたものは時間と経験数とともに多少は得られますし、何となくうまくいっているようなとき/波に乗っているようなときというのは多少マズイことをしても何とか乗り切れたりするものです。
ところが、本当にスランプに陥ったとき、何をやっても裏目に出るというか、さっぱりうまくいかなくなったときには「基本ができているかどうか?」で早く立ち直れるかどうかが決まってきます。
不調時には「基本の動作」ができていないと早くは立ち直れない、ということです。
基本を正しく実行することによって不調から抜け出すことが可能となります。
基本が大事!・・・と言われるのは、基本ができていればいつでも原状回復できるという一種の保険みたいなものだからです。
基本ができていないと、よほどの人でなければそこでジ・エンド(お終い)になってしまうと思います。
スポーツでも料理でも武道でもビジネスでも経営でも何でも・・・基本を身に付けることはとても大事なことだと思います。