経済的に自由な状態にあるということは、「多少のお金のことなら心配がない」というだけのことなのですが、たったそれだけでも生き方や日々の過ごし方が大きく変わると思います。
これは、本当にその状態になった人でなければ分からないことかもしれませんが、意識の向けるところが大きく変わり、人生はすごく楽しくなります。
経済的自由を得るには、かなり多額の貯金を持つか、あるいは権利収入によって毎月もしくは毎年で生活に不自由のないお金が入ってくる状態になっていることが必要です。
理論上取り崩せる貯金、もしくは定期的に入ってくる収入が、毎月々の生活費を超える状態にあれば良いわけです。
ここで言う「定期的に入ってくる収入」とはあくせく働かなくても入ってくる収入のことで、たとえば、利息や家賃や株の配当金や著作権料や印税や特許料などを指します。
つまり、働かなくても生活に困らない状態が経済的自由のそもそものの状態です。
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一歩翻(ひるがえ)って「経済的自由を手に入れたい『わけ』はなんだろうか?」と考えたとき、答えは人によってさまざまだと思いますが、だいたいは次のいずれかです。
1.病気・障がいを持つ家族等の世話に専念したいから
2.自分の打ち込みたい趣味等に専念したいから
「働くこと < 専念したいこと」という図式があって、その 「専念したいこと」を優先したいからこそ、生きていくうえで必要になるくらいのお金を前もって何とか用意しておきたい・・・という発想が元にあるわけです。
その「専念したいこと」は「1」のように他者の便益のことだったり、「2」のように自分の便益のことだったり、あるいはそれらが融合されたものだったりすると思います。
逆に言うと、そうしたことが何もない場合、人の意識は「経済的自由を得たい」とまでは思いにくいもので、仮に一時的にそう思っても動機が弱いため長続きしません。
すると、必然的に経済的に自由な状態になることは難しくなります。
ここが、経済的自由を得られる人と得られない人との大きな差だと思いますし、重要な分かれ目だと思います。