5%OFFデーの不思議

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

お店によっては「○日は5%OFFデー」・・・というのをやっていたりします。

単純に考えると、通常の正規価格よりも5%安くなるのですから消費者(購買者)としては嬉しいことです。

ところが、よくよくお店で見ていると「おやっ? ・・・」ということがあります。

たとえば、5%安くする代わりにそもそももとの値段を普段より5%以上高く設定している・・・などです。

たとえば、普段は100円で売っているのにその日だけは110円で売って5%OFFをうたう・・・といった感じです。

普段 → 100円

5%OFFデー → 110円×0.95=104.5円

これだと結局普段よりも高くなってしまい、ちょっと騙されたような気になります。

お店(経営者)側としては、数字のトリックで何とか損をしないようにとか、少しでも利益を確保したいということなのでしょうが、消費者は案外と見ているものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感覚的に言うと「5%OFFデー」という日はありますが、それ以外の数字をOFFにする(10%OFFとか)定例デーはないように思えます。

20年ほど前は「3%OFFデー」というのがありました。

ある時から「5%OFFデー」に変わりました。

なぜか?

当時は「3%の消費税分を安くしますよ」で始まり、それが「消費税が5%になったので5%OFFにしますよ」という背景がありました。

ところが、時代が流れ消費税が8%になったにもかかわらず、8%OFFデーに変更するところは残念ながら出てこないようです・・・(あくまでも私の知っている範囲です)。

ちなみに、消費税3%が導入されたのが1989年4月ですからもう27年前です。

そして、3%が5%になったのが1997年4月ですから今から19年前です。

当時、こうした消費税分をOFFにして顧客獲得戦略にしよう・・・と発案したような人たちも20年も経てばとっくに定年退職して現場を離れていると思います。

現在上級管理職として会社経営に携わっている人たちは、当時まだ入社していなかったような人たち・・・かもしれませんし、この制度の導入プロセスを知らない人たちなのかもしれません。

したがって制度は残っているけど、そもそも制度の目的を知らないから単純に「以前からやっているので引き続きやっている」ということなのかもしれません。

いわゆる「形骸化」です。

「人は去ってもその人が作った制度や仕組みは残る」「制度や仕組みは作った人よりも長生きする」・・・ということです。

まあ、実際のところはもっと複雑な事情があるのでしょうが、いずれにしても5%OFFにする代わりに元の販売価格を5%以上高く設定し直すことはやめてもらいたいですね。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

注目のお勧め記事!

  1. 2017-8-2

    利益を2倍にするテクニックと半分にするテクニック

    たとえば「1万円の商品で経費(原価)が9千円」だと仮定します。 一つ売れると1,000円の儲け…
  2. 2019-7-22

    ローマ帝国が永らえたわけ/フォードの勝利

    ローマのカエサルは借金王とも呼ばれたそうです。 カエサルは、「借金が少額のうちは貸した者が…
  3. 2022-10-11

    実践しない戦略は絶対に実現しない

    Things may come to those who wait,but only the thi…
  4. 2019-4-6

    企業も人も「長期目線」を持ち「利益を蓄積する姿勢」が大切です

    中途採用社員の中には、入社早々野心丸出しで、会社を自分の手で変えようと意気込む人がいます。 中…
  5. 2017-3-26

    【経営者注目!】新規参入でビジネスを早く軌道に乗せる裏技とは?

    一般的に、既に市場が出来上がっている業界に新規で参入していくのは「レッドオーシャンに飛び込む」・・・…
  6. 2018-11-3

    サントリー2代目社長佐治敬三の戦略に学ぶ

    サントリーの創業社長「鳥井信次郎」の実の息子である敬三氏は母方の姓を継いで「佐治敬三」と名乗っていま…
  7. 2017-6-5

    もし1億円の貯金があったら?

    たとえば、サラリーマン時代に残業・休日出勤などを厭わずにせっせと働いて、一生懸命にお金を貯めて、その…
  8. 2019-7-19

    お金を生み出す仕事をしよう!

    「自分でがんばって稼いだお金」・・・という表現をとても頻繁に使う人は、もしかすると、お金を稼ぐには一…
  9. 2020-11-5

    【営業パーソン】キャクラクター営業は早く卒業すべし!

    営業の世界には「キャラクター営業」という言葉があります。 営業マンが商品の…
  10. 2017-12-16

    出来事は一つ、人生はそのとらえ方次第です

    たった1つの失敗で自信を喪失した人は、その出来事を「人生最悪の過去」と記憶しているかもしれません。 …

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る