本屋に行くと「株で1億円儲ける○○」「FXで10万円を△△倍にする方法」「インターネットで□□円稼ぐ◇◇」・・・などといった本が所狭しと並んでいます。
まあ、そのどれもがインチキ・ニセモノとは言いませんが、多くが著者・出版社の「売らんがため」のタイトルであることが多いと思います。
なぜなら、その本を購入してもなかなかそのタイトル通りの結果を導ける人は少ないから(ほとんどいない?)からです。
よく言えば、人間心理を巧みに突いた販売手法ですが、悪く言えば羊頭狗肉的な販売手法です。
本屋に行かなくても、ネット上でもそうした情報は常に出回っています。
日常のメルマガでもこちらが頼んでもいないのにそうした情報がアフィリエイトと絡んでたくさん併記されていることもよくあります。
そういうの見て「ああまたか!・・・」と辟易されている人は多いと思います。
言えるのはそんな情報のやり取りがなされる「場」を設けられる人や会社は、商売上手というか結局は「数撃ちゃ当たる!」でお金を儲けられるケースが多い・・・ということです。
それはつまりは本屋さんだったり、ネット上の各種サイトだったり・・・です。
・・・・・・・・・・・・・・
証券会社は「株の売買」の注文を顧客から受けます。
時には、証券マンが推奨銘柄等を顧客に情報として流したりしますが、もしもそんなにその株で儲かるのなら、自分で買えばいい!・・・と言いたくなるのは当然の理です。
ところが証券マンは自分では買いません。
ルール上禁止されているということもありますが、大事なのは証券会社というのは売り手側からも買い手側からも株の売買による「手数料」を得て事業を成り立たせているということです。
「売り買いの数量」が多ければ多いほど、証券会社の手数料収入も多くなります。
競馬や競輪・・・はたまた宝くじに関しても、結局はその場を設けている自治体や国(=いわゆる胴元)が安定して利益を上げています。
ネットオークションも同様です。
売り手・買い手がどうこうというよりも、結局はそうした場を提供しているオークションの場の提供元がしっかりと実利を得ています。
世の中面白いもので、場を設けている人・会社は陰に隠れて気づかれにくいものですが、実は結局いつもニンマリとほくそ笑んでいるのはこの「場を設けている人・会社」です。
つまりは、「場」を設けられる人が、「お金」を儲けられる人になる・・・ということです。
かなりの労力と運が必要になりますが、 自分がそうした「場」を設けることを意識してビジネスを展開するのも面白いと思います。