人が「おぎゃあ~」と生まれてその後スクスクと育っていくとき、必ず「住む家が存在」しています。
路上で育つ子どもなんて日本にはいません。
人は、ある年齢までは自分で住む家(不動産)のことなんてまったく考えずに育ちます。
生まれたときから住む家があるので、自分で考える必要がない環境下で生きていきます。
親が住む場所を確保してくれているからです。
それがある段階で(←大学進学など)、初めて自分で不動産と向き合うようになり、その場合ほぼ99%くらいの確率で「賃貸住まい」の不動産を検討することになります(自宅を飛び出して、いきなり不動産を自分で購入できる人なんてまずいないので・・・)。
また、その後、人は一生の間に何回か不動産に関して自らが検討せざるを得ないような機会に遭遇します。
最初から最後まで「賃貸」の場合もあれば、賃貸を数回繰り返し途中で「購入・保有」に切り替える人もいれば、切り替えたけど再度「賃貸」に変更する人もいます。
その一生に何回かある不動産との接点=不動産取引を、最初の段階からずっと一緒に検討し、アドバイスし、支えてあげられるような不動産会社(もしくは人)がいたら大いに助かるかもしれません(ワールドワイドは難しくても日本国内を網羅する形で)。
今風に言えば、エージェント/コンシェルジェ・・・と言ったところでしょうか。
不動産会社の経営者なら、自社がそうした不動産会社になればお客さまの層が厚くなり、お客さまと一生お付き合いをしていける関係になれることに喜びを感じると思います。
経営はますます安泰に向かうと思います。
理想的ではあるものの非現実的な話かもしれません。
でも、今後の「単身世帯の増加」や「少子化」や「高齢化」や「AI化」などを鑑みると、そうした発想を持つのも生き残り戦略では有効になるような気がします。