あるパン屋さんのの店主が、年々売り上げが減ってきて頭を悩ましているとします。
仮に今の年商は1億円で、当期純利益が300万円だとします。
1年経てば手元に300万円の現金が残る算段です。
でも昔はもっと多く手元に残っていたわけで、年々減少してきていることを店主は不安に思っています。
そこで、この300万円を使ってなんとかお店の売上を回復させようとします。
方法はいくつもあると思います。
たとえば、
○店内にイートインスペースを作る
○有名人を呼んでイベントを開催する
○他店にない超オリジナルなパンを作る
○プレゼント企画を練る
○ポイントカードを導入する
○キッズコーナーを設ける
○ネットでの販売も受け付けるようにする
・・・・・・などです。
経営者の発想次第で、経費をかけて行なう手段はいくつも考えられます。
まあ、どれも「経費がかかる=お金が出ていく」ということでありますが、別の角度で見れば「お金を使ってそれ以上のお金を稼ぐ」ということでもあります。
一般的には「お金は使ったら減るモノ/なくなるモノ」ですが、ことビジネスにおいては「お金を使ってお金を増やす」という思考が大切です。
個人の家計においても、給料が減ってきたり、従来なかった出費がかさむようになってくると、ついつい「お金は使うとなくなる」の発想で、節約をしようとしたり、出費を抑えたりしがちです。
でも、その一方で「お金を使ってお金を増やす」という視点で行動を起こすことも大切だと思います。
それは、究極的には「投資」に該当します。
自己投資・・・もありますし、金融投資もありますが、私は「不動産投資」の実践がやはりベターだと思っています。
「お金を使ってお金を増やす」という考え方ができるようになると、仕事でもプライベートでも、自分の周囲にあるモノへの見方が変わってくると思いますし、徐々にそれが楽しくなっていくと思います。